リニューアル工事リポート

スクリーンの白い世界(平成24年2月19日)

2月2日にお知らせしたリニューアルリポートでは、1月29日に行った第1回プラネタリウム工事現場見学会のようすについて詳しくお知らせしました。

今回のリポートでは、ドームのスクリーンの張り付け作業がどのくらい進んでいるかをお知らせします。

写真撮影をしたのは、2月18日(土)です。

前回のリポートでは天頂部周辺のスクリーンが張り付けられている様子をご覧いただきました。
その時にはスクリーンの下で普段は目にすることができない鉄骨やグラスウールが見えていましたが、2月18日にドーム内の見学に行くと足場の上に作られた床から天頂部まで全てのスクリーンが張り付けられていました。
スクリーンが張り付けられた白く輝く世界は今までの工事中のドーム内の様子とは異なり、今いる場所が「プラネタリウムドーム」であることに改めて気づき、身近に感じることができました。

スクリーンのアップの写真をご覧ください。ドームのスクリーンが1枚ずつ張り付けられているのがお分かりいただけますか?遠くからでは1枚1枚の継ぎ目はよく見えませんが、端の部分でスクリーンは重なって張り付けられています。

また、今回のリポートで特にお伝えしたいのが天頂部まで届く可動式の足場の床に書かれている数字と放射線状の線についてです。
この数字や線はドームのスクリーンの張り付け作業とどのような関係があるのでしょうか?
これは、ドームに張り付けるスクリーンの図面を平面に書いたものです。この線を基準にしてドームのスクリーンを張り付ける場所にレーザーで光を当てることによってどの場所にどのスクリーンを張り付けるかが正確に決められます。

スクリーンの張り付け作業が終わると大活躍だった約9メートルの足場の解体と床を撤去する作業に入り、いよいよ新しい座席やカーペットを設置します。
12月6日のリポート以降、足場の上に作られた床から見える景色をご紹介してきましたが、写真撮影ができるのも残り少なくなってきました。

スクリーンに映し出されたクレーンの影を見ているだけでもなんだかワクワクした気持ちになりますね。

ご来館されたお客様にご協力いただいているアンケートには、「早くプラネタリウムを始めて欲しい」「早く星空が見たい」。というご意見を多数いただいています。皆さまの声は作業にあたるスタッフにも届いています!
リニューアルオープンに向けて準備は順調に進んでいます。暖かい春の訪れと共に7月に投影開始となるサイエンスエッグにご期待ください!!

科学館では天文イベントなども多数実施していますのでぜひお誘い合わせのうえ、ご来館ください。
お待ちしております!
天文イベントの詳細は>>>こちら

☆ 次回のプラネタリウム工事現場見学会のお知らせ ☆

【 第2回 】
日   時  平成24年3月25日(日)
         1. 11時〜12時  2.  13時30分〜14時30分
         3. 15時30分〜16時30分

対象・定員  4歳〜大人 各回40名(小学生以下は保護者と参加)
申込方法   事前申込 3月12日(月)締切       

※ 詳しい内容は多摩六都科学館(042-469-6100)にお問合せください。
※  汚れてもよい服装で参加してください。
※ ヘルメットは当館で用意します。
※ プラネタリウム業界関係の方の参加は、ご遠慮願います。

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足場とスクリーン
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スクリーンが張り付けられた様子
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スクリーンのアップ
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足場の床に書かれた数字や線など
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足場のクレーンとスクリーン
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足場の駆動装置
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ドーム床に近い側面のスクリーン
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照明とスクリーン