ロクトリポート

自然部屋のレポート(魚のはく製編)

多摩六都科学館の自然の部屋には「魚のはく製コーナー」があります。
これはむさしの自然史研究会のスタッフさんが作って下さっています。

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先日の11月1日(土)、2日(日)に「イトウ」という魚のはくせいの修復が行われました。

いつもは釣ってきたものをはく製にしますが
この「イトウ」は、はく製として保管されていましたが
そのままの状態では年季が入りすぎてボロボロだったので、
いちからの修復作業をしています。

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ウロコ一枚一枚丁寧に丁寧に…

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時間が経つにつれ、色あせてしまうので塗りなおします。

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これは竹ひごをナイフで削って作ったものです。何だと思いますか?

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正解は‥

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何と「歯」です!!抜けてしまった部分をこのようにうめていきます。差し歯のようですね↑

↓こちらはヒレです。経年劣化で②の部分しかなかったところ、①の部分を足しました。

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このようにちょとずつ修復して、少しずつ完成にむかっています。
ちなみにこのイトウは25年前に北海道のかなやま湖で釣られた体長108cmのもの。
天然では珍しい大きなサイズだそうです。

修復が終わり次第、公開予定です。
お楽しみに~♪