ロクトリポート

2015版 旧東大農場で農業体験!~(7)大豆収穫!編~

「旧東大農場で農作業体験!農と食の体験塾」では6月16日(火)にタネ蒔きをしてから約4か月、とうとう大豆の収穫を行いました!

収穫は品種によって、また同じ品種でも場所によって生育状況が違うため何回かに分けて行います。
当初3回に分けて行う予定でしたが、10月中旬から11月にかけて計4回行いました。

枝豆の収穫と同様に直接手で引き抜きます。よく熟して、乾燥しているものは引き抜いた衝撃で豆がサヤから落ちてしまうので、枝豆よりも慎重に引き抜きます。
引き抜いたら根についている土を払い、葉っぱをとってから袋に入れます。
 20151020収穫1編 20151020網に入れる

収穫した大豆はまず2週間ほど乾燥させ、それから脱穀・選粒を行います。

脱穀は脱穀機で行います。
脱穀機は前回の枝豆もぎ取り機と似ていますが、回転する葉の部分は金属で硬く、形も少し違います。
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脱穀機の回転する部分
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脱穀したものは、まだサヤと大豆が一緒になっています。
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それをまずは「トーミ(唐箕)」という機械を使い、風の力で軽いものと重いものを選別します。

最初はモーター式の「トーミ」を使ったのですが、風が弱くうまく選別できませんでした。
そこで木製の手回し式「トーミ」をもってきて頂きました。
かなり古い「トーミ」でしたが、モーター式よりもずっと風が強くて驚きました。
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↓ 上から選別したいものを入れてから、この取っ手を回 
  して風を起こします。  OLYMPUS DIGITAL CAMERA

←右側のバケツに重い大豆が、左側のバケツには軽い
 大豆などが入ります。

 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA正面から軽いゴミががすごい勢いで飛んでいきます。
右図ではゴミが入らないようにバケツに箕(み)をかぶせています。

 「トーミ」で選別した後は、取り除ききれなかったゴミを手作業で取り除きます。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ゴミを取り除いたら今度は虫食いや生育不良といった「秕(しいな)」を同じく手作業で取り除きます。
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一粒一粒チェックしながらきれいな豆だけを選んでいくのですが、自分で育てた豆だと思うとチェックが甘くなってしまいます。

下がダメな豆「秕(しいな)」です。
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 半分近くが秕になってしまっている品種もあり、栽培の難しさを感じました。

次回は残りの脱穀と収穫祭です!