ロクトリポート

元気になって!宇宙桜!! ~樹勢回復作業~

館庭の端に「宇宙桜」と呼ばれる桜の木が生えていることをご存知ですか?

宇宙桜とは、2000年に毛利宇宙飛行士と一緒にスペースシャトル「エンデバー」で宇宙飛行をした種子から成長した桜です。「エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)」という品種で毛利宇宙飛行士の故郷の北海道で多く見られる桜です。
今年も元気に開花し葉っぱも出てきたのですが、一部の枝の葉が全くなくなってしまい、全体に元気がない様子が見られました。
そこで、ふたたび元気になるように、植木屋さんにお願いして手入れを行いました。

写真の丸で囲った部分が枯れてしまった枝です。まずは完全に枯れてしまった枝を伐採しました。
写真左が伐採前、右が伐採後です。
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科学館のある地域は、赤土という栄養が少ない土壌でできています。そこで幹の周り1.5mの赤土を掘り出し、栄養豊富な黒土と肥料に入れ替える土壌改良を行いました。

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黒土と肥料で埋め戻した際に、竹筒も埋めました。なぜ竹筒かというと空気の通りをよくするためです。
根っこも息をしているので適度な空気もないと元気に根をはれないのです。
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枝を伐採したところに薬を塗ったら、最後に水をたっぷりやります。
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 これで作業は終了です。

元気になって来年もたくさん花を咲かせてくれますように!

みなさんも科学館に来たときには、ぜひ宇宙桜もご覧ください。
科学館の南西の端。はなバスの停留所のすぐわきにあります。

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