ロクトリポート

東大生態調和農学機構・多摩六都科学館 協力協定締結

2017年6月3日
東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構と多摩六都科学館は協力協定を締結しました。
この協定は、広く市民に研究現場で得た知見を普及する機会や学習の場を提供し、科学文化の発展に貢献することを目的としています。

協定締結060403

調印式後には、柴田機構長と二宮教授による講演会
「『生態調和農学』が目指すもの~農学の現在・未来~」を開催しました。

柴田先生からは、ドローンで撮影された西東京フィールドの画像を見ながら概要をご説明いただき、
改めて敷地の広さや多様な研究の取り組みについて知ることができました。

講演060401

二宮先生からは「豊かな日本の食をさらに豊かに」というタイトルでお話しいただきました。
クオリティが高いと言われるものの、国際的な認証基準への取り組みが遅れている日本の農業の課題や、
二宮先生が新たに手掛けられるAI技術等を活用したフィールドフェノミクスの研究など、
おもしろく、かつ大変考えさせられる時間となりました。

今までも小学生向けの観察会や市民向けの体験講座などで協働してきましたが
この度の協定を機に、さらに活発な活動へつなげていきたいと思います。