今月の星空

平成26年3月の星空

星空で季節の移ろいを感じよう

 寒さが落ち着いてくると、夜空に見える星座も冬から春に移り変わっていきます。

 北東の空には、春の星座であるおおぐま座のしっぽの部分、「北斗七星」が柄を下にして垂直に立った姿で登ってきています。七つの星でつくる大きな“ひしゃく”を探してみましょう。   
 南の空では、まだまだ木星が見ごろです。10日前後には半月(上弦)を少し過ぎた月が木星の近くを通り過ぎていく様子を見ることができます。

 そして21日は二十四節気のひとつ、春分です。春分の日の太陽は真東からのぼり真西へと沈んでいくので正しい東西の方向を知ることができます。この日を過ぎると、昼間の長さの方が夜の長さより少しずつ長くなっていきます。
 空でも暖かな春の訪れを感じてみましょう。

【3月の天文現象】

 1日  新月

 6日  啓蟄

 8日  上弦の月

 9~11日  月と木星が並ぶ

14日  水星が西方最大離角

17日  満月

18日  春の彼岸の入り

19・20日  明け方 月と火星が並ぶ

21日  春分の日/春分

23日  金星が西方最大離角

24日  下弦の月

27・28日  明け方 月と金星が並ぶ

 31日  新月

【3月中旬夜8時頃の星空】

3月(カラー)カノープス

ほしぞらニュース3月号