今月の星空

2018年05月一覧

平成30年 6月の星空

梅雨は星が見えない?

必ずしも、そうとは限りません。空気中の“ちり”や“ホコリ”を雨が洗い流すために、澄み渡った空が広がることがあります。空が透き通っていると、星の色の違いが際立ちます。

いま、宵の空には西に金星、南に木星、東に土星が輝いています。どれも肉眼では黄色っぽく見える惑星ですが、このころの金星は特に明るく見えますので、色に注目してご覧ください。

また、星座を形作る星にも色の違いがあります。同じ1等星でも、うしかい座のアークトゥルスはオレンジ色、
おとめ座のスピカは青白い色、さそり座のアンタレスは赤色に見えると言われています。
どれほど色が違って見えるのか、梅雨の晴れ間にみなさんの目で確かめてみてください。

【6月のおもな天文現象】
6/3 月と火星が並ぶ(夜遅く、東の空)
6/7 下弦の月
6/14 新月
6/16 月と金星が並ぶ(夕方から夜にかけて、西の空)
6/20 上弦の月
6/23・24 月と木星が並ぶ
6/27 土星が衝 ※地球をはさんで太陽と反対側にあるため、衝の前後数日間は一晩中土星を見られる。
6/27・28 月と土星が並ぶ
6/28 満月

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