今月の星空

平成30年 10月の星空

星空で地球の自転を感じる

宵の時間帯、空の高い位置にはまだ「夏の大三角」が見えています。ところが夜明け前、空高くに輝いているのは、
なんとオリオン座。オリオン座は冬の代表的な星座です。
実は、私たちが眠っている間に星空はがらっと様変わりしています。24時間で地球が1回転する自転の影響で
星の位置は少しずつ移り変わるので、星空を見る時刻を変えるだけで、私たちはまるで季節を飛び越えたかの
ような心持ちになります。そして夕方がやってくれば、空ではまた夏から秋にかけての星座たちを楽しめます。
過ごしやすい季節のうちに、一晩のあいだに何回か星空比べをしてみてはいかがでしょうか。
大接近を過ぎた火星が、冬にかけてだんだんと明るさを落としていく様子にも注目です。

【10月のおもな天文現象】
10/2…下弦の月
10/9…新月
10/12…月と木星が並ぶ (夕方、西の空)
10/15…月と土星が並ぶ
10/17…上弦の月
10/18…月と火星が並ぶ
10/25…満月

【10月の星空】※中旬夜8時頃

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