今月の星空

平成30年 11月の星空

こよみの上では

生活の中で時々耳にする「こよみの上では…」という言い回しは、太陽の1年の動きをもとに決められた二十四(にじゅうし)節気(せっき)が基準とされています。たとえば、今年は11月7日が「立冬(りっとう)」、この日が「こよみの上では冬のはじまり」となります。夜のはじめ頃、東の空にもそろそろ冬の星座たちが顔を出し始めます。
一方、南の空では秋の星座たちが見ごろを迎えています。目立つ明るさの星が少ない秋の星座ですが、空高くにある「秋の四辺形」が案内板となってくれます。四辺形のところにはペガスス座とアンドロメダ座。南北に目を移すと、みなみのうお座やくじら座、カシオペヤ座。さらには北極星が見つかります。
本格的な冬が訪れる前に、控えめな星探しにも挑戦してみてください。

【11月の主な天文現象】

11/1 下弦の月
11/7 水星が東方最大離角 ※水星が空で太陽から最も(東側に)離れて見える日。前後数日間は夕方西の低空で見つけやすくなる。
11/8   新月
11/11 月と土星が並ぶ(夕方、西の空)
11/15 上弦の月
11/16 月と火星が並ぶ
11/18 しし座流星群が極大
11/23 満月
11/30 下弦の月

【11月の星空】

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