今月の星空

2019年 1月の星空

太陽を背にして日食を見る?

明け方の東の空には、昨年の夏に夜空を賑わせていた木星と金星が輝いています。
惑星と月が並ぶ日もあるので、年始の夜明けの空には注目です。

そして1月6日の朝、日本では全国的に部分日食が見られます。
ただ、太陽の明るさは満月の40万倍もあるため、日食のあいだも眩しさは衰えません。直接目で見るのはもちろん、黒い下敷きやサングラスでも目を傷めてしまいます。そのため、観察には専用の日食メガネを用いますが、実は太陽を見ずして欠けている姿を捉える方法もあります。
たとえば、針で穴をあけた紙で影をつくると、穴を通りぬけた光の部分が欠けた太陽の形に映ります。
また、木漏れ日は葉と葉のわずかな隙間から光が届くので、まるで欠けた太陽で地面にスタンプを押しているかのように見えます。安全に気を付けて、日食を楽しんでください。

【1月の主な天文現象】

1/2 金星と月が並ぶ(明け方、東の空)
1/3・4 木星と細い月が並ぶ(明け方、東の低空)
1/6 新月
部分日食 食の始め 8時43分
食の最大 10時6分
食の終わり 11時36分(いずれも東京での時間)
1/13  火星と月が並ぶ
1/14  上弦の月
1/21  満月
1/23前後 金星と木星が並ぶ(明け方、東の空)
1/28  下弦の月

【1月の星空】

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