今月の星空

2020年09月一覧

2020年 9月の星空案内

火球のもとになった隕石 千葉県習志野市で発見!

7月13日、国立科学博物館は千葉県習志野市に隕石が落下したことを確認したと発表しました。この隕石は国内では53番目に発見された隕石で、名称を「習志野隕石」として登録申請される予定です(2020年7月現在)。
この隕石の注目すべき点は、7月2日の未明、関東地方上空で観測された火球(かきゅう:大変明るい流れ星)のもとになった隕石と断定されたことです。火球の様子をとらえていた映像から、この隕石が落下した地域が予測され、その予測通りに発見された例となりました。空をよく見ていると、運が良ければ、今回の火球のように突然やってくる天文現象に出会うことがあるかもしれません。ぜひ、みなさんも空をご覧になってください。

 

〈今月のポイント〉

10月6日は地球と火星の最接近 だんだん明るくなる火星を見よう

地球と火星は約2年2か月ごとに「接近」します。最も近くなる日を「最接近」といいます。
同じ接近でも、年によって地球と火星の距離は異なります。今回は比較的近い位置での接近で、火星の明るさは最大でマイナス2.6等ほどになります。

 

【9月の主な天文現象】

9/ 2  満月
9/ 6  月と火星が並ぶ(21時頃~明け方)
9/10   下弦
9/14   月と金星が並ぶ(明け方、東の空)
9/17   新月
9/22   秋分
9/24  上弦
9/25~26 月、木星、土星が並ぶ(日の入り後、南西の空)

【9月の星空】