今月の星空

2022年06月一覧

2022年 6月の星空案内

今月の星空2022年06月

6/3 月とポルックスが並ぶ(夕方~21時頃、西の空)
6/6 芒種 / 月とレグルスが並ぶ(夕方~23時頃、西の空)
6/7 上弦
6/10 月とスピカが並ぶ(夕方南の空~翌1時頃西の空) / 【 時の記念日 】
6/13 月とアンタレスが並ぶ(夕方南東の空~翌2時半頃南西の空)
6/14 満月
6/16 水星が西方最大離角※
6/19 月と土星が並ぶ(午前0時頃南東の空~明け方南の空)
6/21 下弦 / 夏至(西東京市 日の出 4時25分 / 日の入 19時03分)
6/22 月と木星が並ぶ(午前1時頃東の空~明け方南東の空)
6/23 月と火星が並ぶ(午前1時半頃~明け方、東の空 )
6/26 月、金星、すばるが並ぶ(午前3時頃~明け方、東の空)
6/27 月、金星、水星が並ぶ(午前4時頃東の空)
6/29 新月 / 月が2022年中最も遠い(40万6580km)

※水星が西方最大離角…地球から見て水星が太陽の最も西側にあるとき。西方最大離角の前後数日間、明け方に東の低い空で見つけやすくなる。

 

■時(とき)の記念日
学校のチャイムもテレビやラジオの時報も、私たちに時刻を知らせてくれます。では日本で初めての時報は、どんな「音」で時を告げたのでしょうか。日本初の時報として鳴らされたのは、太鼓や鐘。天智(てんじ)天皇の時代、671年6月10日のことだったと日本書紀に記されています。
671年に使われていたのは漏刻(ろうこく)という水時計でしたが、現代では電子や原子などを用いる非常に精密な時計も開発されています。時計とは、時代とともに発達する、最先端技術の結晶でもあるのです。

※「 おうちでrokutoをたのしもう!【 時の記念日100周年企画 】」(2021年)
時の展示物
日本の「時間」始まりの地『飛鳥』
世界日時計を作ろう! 工作編
 使い方編
漏刻を作ろう! 工作・準備編 使い方編 原理編 実験編

 

■二十四節気(にじゅうしせっき)
みなさんは、カレンダーに「芒種(ぼうしゅ)」や「夏至(げし)」の文字があるのを見たことはありますか?
これらは季節の目印である「二十四節気」。古代中国で成立し、農作業の時季の目安にもなりました。「芒種」は稲や麦など穂の出る作物の種をまく頃、というように、季節に合った名前がつけられています。なお芒(のぎ)とは、稲などの実の先端にある、針のような突起のことです。
さて、二十四節気はどのように定めるのでしょう。もとになるのは地球と太陽の位置関係です。まず、地球が太陽のまわりをまわると(=公転)、地球からは星や太陽の位置が日に日にずれて見えます。そこで、太陽の通り道(黄道)を見定め、基点(春分点)を決め、「太陽が春分点から75度(黄経75度)にきたら芒種」というように、地球から見た太陽の位置で定義します。黄道を24等分して定めた二十四節気は、太陽が黄道上のどこにあるか、地球が公転軌道のどこにあるかも教えてくれるのです。
カレンダーで二十四節気を見かけたら、季節の移り変わりともに、公転してゆく地球のことも想像してみてください。
【 参考・引用文献:「新版 星空のはなし 天文学への招待」河原郁夫 著 】

202206公転軌道上の地球 202206黄道上の太陽

 

■今月の星空 ダウンロード
今月の星空2022年06月サムネ
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当日の天文現象や季節の星座を、時には情緒的に、時にはユーモアを交えながら、わかりやすくお話しします。なお、投映機「CHIRONⅡ(ケイロンⅡ)」は、世界最多1億4000万個を超える星々を投映するプラネタリウムとして世界一に認定されています。直径27.5mの大型ドームスクリーンに微細な星の輝きが広がり、奥行き感のあるリアルな星空をお楽しみいただけます。

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