七夕ごろに近づいて見える天体!
7月7日は七夕です。織姫と彦星が1年に1度だけ会うことができる日だとされています。
「会うことができる」ということは織姫星である「ベガ」と彦星である「アルタイル」が7月7日に近づくということなのでしょうか?
残念ながらこの2つの星が近づくことはありません。昔の人々は天の川の両岸に輝く明るい2つの星を見てロマンティックなお話を考えたのです。
その代りというわけではありませんが、今年は七夕の頃に「火星」がおとめ座の「スピカ」に近づいていくように見えます。火星は太陽の周りをまわっている惑星です。そのため恒星とは違う動きをするので、星空の中をどんどん動いていくように見えます。とても複雑な動きをするので「惑わせる星」と書いて「惑星」といいます。
6日には月も一緒に並びます。ぜひ、月と火星とスピカが並んだ美しい空をご覧ください。
【7月の天文現象】
5日・・・上弦の月
6日・・・月と火星とおとめ座のスピカ が並ぶ
8日・・・月と土星が並ぶ
12日・・・満月
13日・・・火星とおとめ座のスピカがとても近づく
19日・・・下弦の月
27日・・・新月
【7月中旬夜9時頃の星空】
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