早いもので、小中学校が夏休みに入って10日ほど経ちました。
科学館の今年の夏の企画展「夏だ!とびこめ!魚ワールド」もスタートして10日。
会場の様子をちょっとリポートいたします。
科学館に入ってすぐ正面で、まずは約3mのバショウカジキがお出迎え。
こちら、本物から作られたはく製です。
ちなみにホームページのトップページで見られるクロマグロはじめ
会場の壁にかかっている魚たちは、みんな『はく製』なので、
かつて誰かに釣り上げられた魚たちなんですよ。
会場は大きく分けて
『食べる』『体のつくり』『釣る』『いろいろな魚(生体)』
の4つの展示コーナーと、
遊んで学べる体験コーナーで構成されています。
これは『食べる』のコーナーの、魚の加工品。
お刺身・煮魚・焼き魚だけでなく、おでんの練り物のように、
ひょっとしたら魚と気づかずに食べている魚製品も紹介しています。
『体のつくり』は、魚の外側・内側それぞれの特徴を紹介。
ウロコや浮き袋といった、私たち人間にはない器官をもっている魚の特徴を
実物標本や実験装置も使ってご紹介しています。
ちなみにこれは、ボランティアさん作の「浮き袋実験装置」です。
(となりのビンに入っているのは本物の魚の浮き袋)
『釣る』のコーナーは、多摩六都科学館のご近所に本社のある
グローブライド株式会社さんにご協力いただいて、
たくさんのルアー、リール、ロッド(釣竿)を展示しています。
釣り好きの方必見のコーナーです。
『いろいろな魚』コーナーは、
淡水・海の沿岸部・外洋・深海それぞれの環境にすむ魚たちの特徴を紹介。
淡水・沿岸・外洋の魚は生きた姿を見られます。(深海だけははく製と映像です。)
体験コーナーでは魚釣りができます!
といっても磁石を使った魚釣りですが、“魚”には本物の写真を使っているので
釣り上げた魚の名前や特徴を調べて、おさかな博士になれるかも!?
天井にはペーパークラフト作家、ごとうけいさん作の紙の魚たちも泳いでいます。
この夏、科学館でたくさんの魚を見て、知って、遊んで、
実はおもしろくて奥深い、魚の世界を楽しんでください!