ロクトリポート

ロクトの庭だより ~つる植物~

夏になると多くの「つる植物」が花をつけます。
今回は館庭でよく見られるつる植物の花を紹介します。

まずはヤブガラシ。
雄しべや花びらは花が咲いてしばらくするととれてしまいます。また、よく見ると色が違う花が一緒に咲いています。
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ヤブガラシの花はオレンジ色から徐々にピンク色へと変わっていきます。咲き始めのオレンジ色の花は蜜でツヤツヤしていて、小さいですが多くの虫が集まります。
写真を撮った時にもハチやハエなどが蜜を求めて集まっていました。
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次にヘクソカズラ。全体に独特の臭いがありますが、よく見ると縁がフリルのようになっているかわいらしい花が咲きます。
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最後にノブドウ。
葉っぱはブドウに似ていますが、実はブドウのような房にはなりません。花は緑色であまり目立たず、ヤブガラシと同じように花びらとおしべは咲いてしばらくするととれてしまいます。秋には一転して、紫や青、白っぽい色などカラフルな実をつけます。
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茎が細くて弱々しく見えますが、気がつくと様々な物に巻き付いて大きく成長しているつる植物。科学館の庭を探すと、他にもまだまだ色々なつる植物が見つかります。
みなさんも、身の回りに生えているつる植物をぜひ探してみてください。

インタープリターチーム K