ロクトリポート

館庭昆虫調査 ~37回~

科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。

今回は通算37回目、春の昆虫調査を4月16日にいました。
前日までは雨予報でしたが、当日は朝から晴れて暖かさを感じるお天気でした。
ただ大変に風が強かったため、チョウの仲間はすぐ飛び去ってしまうし、葉の上にいる虫たちも風に揺られてなかなか写真が撮れないと、記録にはちょっと苦労しました。

春らしく、アゲハチョウの仲間や様々なカメムシの仲間、ハムシやテントウムシといった小型の甲虫たちが観察できましたが、そんな中、科学館の庭では珍しい虫たちにも出会いました。
まずはラクダムシ。

体長は3cmくらい。ヘビトンボやアミメカゲロウに近い種類で、希少種というわけではないけれどなかなか出会えない虫で、この日も捕獲しようと試みたのですが風で飛ばされて叶いませんでした。

次はカメノコテントウ

調査では毎回、ナミテントウやナナホシテントウなど様々なテントウムシの仲間を見かけますが、大型のカメノコテントウに出会うのは久々でした。体長は1cmを超えるくらいです。館庭にカメノコテントウのエサとなるハムシの幼虫が付く木は生えていないので、どこかから飛ばされてきたのかもしれません。

こんな昆虫も見つけました。サザナミスズメです。

体長は5㎝くらい。クヌギの幹にぴったりとくっついていて、よく見ないと止まっていること自体がわからないくらい、見事な擬態をしていました。

1年のなかでも生きものたちが増えて変化が大きい時期なので、近くにある花や若芽を注意してみると、いろいろな生き物を見つけることができますよ。

※昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。