今月の星空

2016年12月01日一覧

平成28年12月の星空

 冬は寒くて屋外で夜空を眺めるには厳しい季節ですが、晴れた日は空気が澄み、星がよく見えます。この時期は宵のころに夏の大三角と冬の大三角を同時に見るチャンスです。星図の時刻を手がかりに、西と東が開けている場所で2つの異なる季節の三角をさがしてみましょう。
 12月14日、ふたご座流星群が極大を迎えます。ただし今年はほぼ一晩中、満月の明かりで流れ星が少し見づらいので、月を手や建物などで隠すと流れ星が見やすくなります。観察は14日の夜明け前か、その夜がおすすめです。ふたご座流星群は空全体に出現するので、月のそばのふたご座が見えなくても、空を広く見渡せば流れ星が見られます。寒さ対策をしっかりとし、工夫を凝らして観察してみましょう。

 

【12月の天文現象】

12/7  上弦/大雪(平地でも雪が降り始める頃)
12/11 水星が東方最大離角
12/14 満月/ふたご座流星群が極大
12/21 下弦/冬至(1年で最も昼が短い日)
12/29 新月
(1/1  元旦 ※東京での初日の出 6:51)

【12月中旬夜8時頃の星空】

12月の星図