今月の星空

平成29年 2月の星空

2017.02.01 15:14:31
テーマ:今月の星空 

 2月、暦の上では春を迎えますが、寒さは一年で最もきびしい頃です。南から頭の上に
かけては冬の一等星が夜空を華やかに飾っています。上の星図を手がかりにして冬の大
三角、冬のダイヤモンドをつないでみましょう。
 星座をつくる星で最も明るいのは、おおいぬ座のシリウスですが、二番目に明るい星
がりゅうこつ座のカノープスです。中国では南極老人星と呼ばれ、七福神の一人、長寿
の神様・寿老人の化身とも言われています。そのためこの星を見ると長生きができると
いう言い伝えがあります。ただし東京のあたりでは、南の地平線から約2度(およそ満
月4個分)ほどの高さにしか昇らず、見られる時間もごくわずかしかありません。なか
なか見ることの難しい星ですが今の季節は見られるチャンスです。南の地平線近くまで
見渡せるような高い場所からカノープス探しに挑戦してみてはいかがでしょうか。

【2月の天文現象など】
2/1 夕方、西の空に月、火星、金星の順に並んで見える
2/3 節分
2/4 上弦/立春(春の気が立ちはじめる頃)
2/11 満月
2/18 雨水(雪から雨に変わり草木が芽生える頃)
2/19 下弦
2/26 新月

【1月中旬夜8時頃の星空】

2月の星図-01


平成29年1月の星空

2016.12.27 19:03:01
テーマ:今月の星空 

 冬は街の空気が澄み、晴れた夜は星がとてもきれいに見えます。日が沈み空が暗くなると、南東の空には冬を代表する星座、オリオン座が全身を現しています。狩人オリオンのベルトにあたる三ツ星を空の高い方へのばしてみましょう。おうし座の一等星アルデバランの横を抜け、さらにその先に、有名なすばる(プレアデス星団)が見つかります。
 今の時期の一番星は宵の明星・金星です。とても明るいのでUFOと見まちがえる人もいるほどです。金星は地球と同じくらいの大きさですが、地表の温度は460度以上、硫酸の雨が降り、地球とは全く異なる環境の惑星です。しかしなぜ地球と環境が大きく異なるのかは、はっきり分かっていません。現在その謎を解くために、日本の金星探査機「あかつき」が観測を続けています。
 一番星を見つけたら探査機あかつきを思い出して応援しましょう。

【1月の天文現象】
1/2  夕方西の空で月と金星が近づいて見える
1/3  しぶんぎ座流星群が極大(極大は3日深夜。街中では1時間あたり数個ほど見られる)
1/5  小寒(寒さのはじまり)
1/6  上弦
1/12 満月/金星が東方最大離角(夕方、西の空で金星が見やすい)
1/20 下弦/大寒(寒さが一年で一番厳しい頃)
1/28 新月

【1月中旬夜8時頃の星空】
1


平成28年12月の星空

2016.12.01 10:23:09
テーマ:今月の星空 

 冬は寒くて屋外で夜空を眺めるには厳しい季節ですが、晴れた日は空気が澄み、星がよく見えます。この時期は宵のころに夏の大三角と冬の大三角を同時に見るチャンスです。星図の時刻を手がかりに、西と東が開けている場所で2つの異なる季節の三角をさがしてみましょう。
 12月14日、ふたご座流星群が極大を迎えます。ただし今年はほぼ一晩中、満月の明かりで流れ星が少し見づらいので、月を手や建物などで隠すと流れ星が見やすくなります。観察は14日の夜明け前か、その夜がおすすめです。ふたご座流星群は空全体に出現するので、月のそばのふたご座が見えなくても、空を広く見渡せば流れ星が見られます。寒さ対策をしっかりとし、工夫を凝らして観察してみましょう。

【12月の天文現象】

12/7  上弦/大雪(平地でも雪が降り始める頃)
12/11 水星が東方最大離角
12/14 満月/ふたご座流星群が極大
12/21 下弦/冬至(1年で最も昼が短い日)
12/29 新月
(1/1  元旦 ※東京での初日の出 6:51)

【12月中旬夜8時頃の星空】

12月の星図


平成28年11月の星空

2016.11.10 10:24:29
テーマ:今月の星空 

夜風が冷たく感じられるようになると、宵の東の空に冬の明るい一等星が顔をのぞかせます。暦の上では冬が始まりますが、実はこの時期は、秋の星座が見ごろです。頭の真上ちかくには2等星と3等星で形作る「秋の四辺形」が見つかります。秋の四辺形の東側の2つの星をつないで南の空低い方へ伸ばし、くじら座のしっぽの星・デネブカイトスをさがしてみましょう。
 また、今月は特別な満月が見られます。月は地球の周りを回っていますが、その軌道(通り道)は楕円形です。つまり、地球と月の距離は常に一定ではなく、楕円上のどの位置にあるかによって変わります。約1ヶ月に一度めぐってくる満月の日と、月と地球の距離が近づくタイミングが重なったとき、地上からは満月が普段より大きく見えます。今年一番近づく満月は11月14日。いちばん小さく見えた4月22日の満月と比べると、1割ほど見た目の大きさに違いがあります。
 秋の夜長に、ひときわ輝く満月の鑑賞会などいかがでしょうか。


【11月の天文現象】

7日  立冬(冬の始まりという意味)  
8日  上弦
14日 満月(今年最大の満月 距離35 万6509km)
21日 下弦
22日 小雪(北国では雪がちらつき始める頃)
29日 新月

【11中旬夜8時頃の星空】

11月星図


平成28年10月の星空

2016.10.01 12:53:43
テーマ:今月の星空 

 宵の頃、虫の声が響くようになると星空も秋の装いをととのえます。空高いところには、それほど明るくありませんが4つの星がきれいな四角に並び「秋の四辺形」をかたち作っています。四辺形の西側と東側それぞれの辺を北へ伸ばすと、その先に北極星を見つけることができます。
 南の空に目を向けると、秋の星座でただひとつの一等星・みなみのうお座のフォーマルハウトが輝いています。フォーマルハウトは「魚の口」という意味ですが、日本では「南の一つ星」や「秋の一つ星」という呼び名があります。近年、フォーマルハウトのまわりにチリが集まって大きなリングを形成していることが明らかになりました。この星の周りでは、太陽系と同じような惑星ができつつあると考えらえています。南の一つ星を眺めながら、まだ見ぬ惑星に想いを馳せてみてはいかがでしょう。


【10月の天文現象】

1日 新月  
3-4日 月と金星が接近(日没後、西の低空に見える)
6日 月と土星が接近
8日 寒露(植物の葉の裏に、白玉のような露が付くころ)/月と火星が接近
9日 上弦
13日 後の月(十三夜)
16日 満月
23日 霜降(霜が降りはじめるころ)/下弦
28-31日 金星と土星が接近(日没後、南西の低空に見える)
31日 新月


【10月中旬夜8時頃の星空】
10


平成28年9月の星空

2016.08.31 12:43:28
テーマ:今月の星空 

 秋風が心地良く感じられるようになると、空気が澄みわたり星空を眺めるにも良い季節を迎えます。頭の真上には、まだ夏の大三角がよく見えています。こと座のベガとはくちょう座のデネブをつないで、わし座のアルタイルを2つの星の反対側へ折り返すように三角形をつくってみてください。その近くに北極星が見つかります。
 今月15日は十五夜、中秋の名月です。中秋の名月とは旧暦8月15日の月のことです。旧暦では7~9月を秋としていて7月が初秋、8月が中秋、9月を晩秋と呼んでいました。中秋の名月には芋名月という別名もありますが、外国でも今ごろは農作物が採れる時期であるため収穫月(hervest moon)という呼び名があります。
 月は暦を知らせたり、夜道を照らすなど、昔の人にとって大切な存在でした。そこから自然と月へ感謝する気持ちが生まれ、いつしかお月見の風習につながったと考えられます。月の見える晩には、すすきやお団子を供えてお月見をしてみてはいかがでしょうか。

【9月の天文現象】

1日 新月
7日 白露(植物の葉の裏に、白玉のような露が付くころ)
9日 上弦
15日 中秋の名月
17日 満月
22日 秋分(太陽が真東から昇り真西へ沈み、昼夜の長さが同じ日)
23日 下弦
29日 水星が西方最大離角(明け方、東の空に見やすい)


【9月中旬夜8時頃の星空】
9-1


平成28年8月の星空

2016.08.01 13:02:01
テーマ:今月の星空 

 8月は暦の上では秋のはじまりですが、まだまだ暑い日が続きます。寝付けない夜にはのんびり空を見上げてみませんか。星座を作る星はどれも光の速さで何年もかかるほど遠くに輝いています。たとえば、はくちょう座のしっぽに輝く一等星・デネブの光は約1400年かけて地球まで届いています。小中学生のみなさんは、この夏休みを使って自由研究でいろいろな星について調べてみるのもいいのではないでしょうか。
 毎年8月1日~7日はスターウィークという星空に親しむ一週間です。今年のキャッチコピーは「夜空のわくわくをキミと」です。たとえば誰かと違う場所から同じ時刻に星空をながめる約束をしてみませんか。もしかすると同じ流れ星を見つけられるかもしれません。8月12日前後はペルセウス座流星群を見るチャンスです。星空のきれいな場所では1時間あたり60個ほど流れ星が見えることも。できるだけ空の暗い安全な場所から観察をしましょう。


【8月の天文現象】

4日 :  新月  
5日 :  地球が太陽から最も遠くなる
7日 :  小暑(暑くなり始める頃)/七夕
9日 :  月と木星が近づいて見える
12日  :  上弦の月
16日  :  月と土星が近づいて見える
20日  :  満月
22日  :  大暑(暑さが本格的になり始める頃)
27日  :  下弦の月


【8月中旬夜9時頃の星空】
8月


平成28年7月の星空

2016.07.03 17:14:20
テーマ:今月の星空 

 梅雨が明けるといよいよ夏本番。夜空に夏の星が昇りはじめ、星座も夏の準備をはじめます。こと座のベガ(織姫星)、わし座のアルタイル(彦星)、はくちょう座のデネブを見つけて夏の大三角をつないでみましょう。
 7月7日は七夕。織姫と彦星が夜空で出会うお話は誰もが知る星物語です。江戸の人たちは水を張った桶にふたつの星を映し、水を揺らすことで織姫と彦星が近づいたりするのを楽しんだそうです。ところがふたりの間を流れているはずの天の川は、現代の街中ではなかなか見えないため、星空のきれいな場所で探すしかありません。
 7月7日、関東地方では晴れることが少ない梅雨の時期。七夕に雨が降ると天の川の水があふれ、ふたりは会えなくなるとも言われています。しかし、七夕の行事は江戸時代まで昔のカレンダー(旧暦)で行っていたので、今の暦に直すとおよそ1ヶ月後。今年の旧暦七夕(伝統的な七夕)は8月9日になるので、ぜひこの日も織姫星と彦星を眺めてみてください。


【7月の天文現象】

4日 :  新月  
5日 :  地球が太陽から最も遠くなる
7日 :  小暑(暑くなり始める頃)/七夕
9日 :  月と木星が近づいて見える
12日  :  上弦の月
16日  :  月と土星が近づいて見える
20日  :  満月
22日  :  大暑(暑さが本格的になり始める頃)
27日  :  下弦の月


【7月中旬夜9時頃の星空】
7月-1


平成28年6月の星空

2016.06.03 20:13:27
テーマ:今月の星空 

 梅雨になると雨の日が増え、星をながめるチャンスは少なくなりがちですが、晴れた夜には透明度の高い星空で明るい惑星を楽しむことができます。西の空には太陽系最大の惑星、木星がひときわ明るく輝き、南東の空には火星と土星が見えています。
 太陽の光を受けて輝く月や惑星。光の速度は1秒で約30万km(およそ地球7周半)の距離をすすむので、約38万km離れた月の光が地球へ届くには、1.3秒ほどかかります。惑星は月よりも遥か遠くにあるので、さらに時間がかかります。今月、火星は約4分、木星は約30分、土星は約80分もかけて、それらの輝きが私たちの目に届いているのです。


【6月の天文現象】

・3日…土星が衝(地球から見て太陽の正反対に来る)
・5日…新月、芒種(稲などの種をまく頃という意味)
    水星が西方最大離角(明け方の東の空に見つけやすい)
・12日…上弦
・20日…満月
・21日…夏至(一年のうち太陽が南の空で一番高くなる日)
・28日…下弦


【6月中旬夜9時頃の星空】
6月星図


平成28年5月の星空

2016.05.01 10:06:06
テーマ:今月の星空 

 5月は草木が芽吹き、新緑の美しい季節です。星空も初夏の準備をはじめますが宵空にはまだ春の星たち広がっています。晴れた夜は明るい星を手がかりにたどってみましょう。
 頭の真上からやや東よりにオレンジ色の一等星アークトゥルス、そこから南下すると白色の一等星スピカが見つかります。さらに西よりにある二等星デネボラをつないで春の大三角をつくりましょう。最後に頭の真上近くにある三等星コルカロリを加えると春のダイヤモンドが完成します。 
  東の低空には惑星の火星が昇ってきています。およそ2年2か月ごとに地球と接近する火星は、今月末に最接近日を迎え
マイナス2等まで明るくなります。火星の近くにはさそり座の一等星アンタレスが火星と競い合うように赤く輝いています。

【5月の天文現象】

・5日…立夏
・6日…みずがめ座流星群が極大(街中から見るのはむずかしい)
・7日…新月
・14日…上弦
・20日…小満
・22日…満月/火星が衝(地球から見て太陽の正反対に来る)
・29日…下弦
・31日…火星が最接近(地球から約7528万km)

【5月中旬夜8時頃の星空】
H28.5



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