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展示物解説「古生代の化石」(地球の部屋)

古生代の化石 (地球の部屋)

古生代はカンブリア紀・オルドビス紀・シルル紀・デボン紀・石炭紀・ペルム紀の6つの地質時代で構成されます。古生代の代表的な化石である三葉虫はカンブリア紀に出現し、古生代の終わり頃までの長いあいだに大繁栄しました。このため、三葉虫は古生代の代表的な示準化石とされています。示準化石とは、化石が含まれている地層の堆積した地質時代を決定するのに有効な化石のことを言います。広い地域に生息した古生物ほど、より有効となります。古生物の中でも特に人気のある恐竜やアンモナイトは、古生代に続く中生代の示準化石です。
日本には石灰岩の露出した場所が点在します。セメントの原料や鍾乳洞として知られる石灰岩ですが、日本の場合これらの多くは古生代に堆積したものです。この古生代の石灰岩などから、サンゴやフズリナ、腕足類の化石が多く見つかります。三葉虫同様、フズリナも古生代の示準化石として重要なものです。