今月の星空

2022年04月一覧

2022年 4月の星空案内

4/1 新月
4/5 火星と土星が並ぶ(明け方、東の空) / 月とすばるが並ぶ(夕方~21時頃、西の空)
4/9 上弦
4/12【人類初の宇宙飛行(1961)】
4/17 満月
4/23 下弦 / 4月こと座流星群が極大※(見頃は22日深夜~23日未明。1時間に5個程度)
4/25 月と土星が並ぶ(明け方、東の空)
4/26 月と火星が並ぶ(明け方、東の空)
4/27 月、金星、木星が並ぶ(明け方、東の空)
4/29 水星が東方最大離角※

※極大…流星群出現のピーク。前後数日間は流星が見やすくなる。
※水星が東方最大離角…地球から見て水星が太陽の最も東側にあるとき。東方最大離角の前後数日間、夕方に西の低い空で見つけやすくなる。

 

■4月に おひつじ座は見える?
みなさんは星占いをご覧になりますか? 星占いは「3月下旬から4月下旬に生まれた人は おひつじ座」というように12の星座を用いて運勢を占いますが、4月の夜空に おひつじ座を探しても見つけることはできません。4月頃おひつじ座は昼の空にあり、夜には沈んでしまうので、夜空で見ることができないからです。
では、星占いの12星座は、それぞれいつ頃見られるのでしょうか? 4月の星図を見ると、南の空の高いところには しし座があります。しし座は7月下旬から8月下旬生まれの人の星座です。星占いの12星座は、誕生日よりも数か月前に夜空に輝いているのです。

 

■明け方に惑星を探そう
地球も他の惑星も、太陽のまわりをまわっています。この動きを公転といいます。公転により惑星の位置はどんどん変わっていきますが、いまちょうど火星・土星・金星・木星が地球から見ると同じ方向にあり、明け方の空に集まるように見えています。
まず4/1には火星・土星・金星が並ぶように見えます(ただし木星はのぼる時間が遅く、よく見えません)。並び方は日々変わり、4/5には火星と土星がより近づいて見えます。4月中旬以降は木星も見やすくなり、5/1は金星と木星が近づいて見えます。
惑星を見比べながら、並び方の変化も楽しめる機会です。ぜひ東側の見晴らしがよい場所でご覧ください。ただし早朝のため、子どものみなさんは大人と一緒に観察しましょう。

202204明け方に惑星を探そう

 

■今月の星空 ダウンロード
今月の星空2022年04月サムネ
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