明るい星が大集合!
9月上旬は日の入り後の南西の空がとてもきれいです。一番星の金星、土星と、明るい惑星が近くに集まる様子が見られます。特に8日から10日にかけてはこれらの星に加えて細い月も並び、目をひきます。
秋が近づき、夏の星座はそろそろ西の空へと向かいます。集まった3つの星より少し南寄りの空には夏の代表的な星座・さそり座のアンタレスもまだ見えているので、一緒に探してみましょう。
また今月19日は「中秋の名月」です。「十五夜のお月見」と言うように、旧暦(昔のカレンダー)の8月15日なので毎年お月見の日にちは変わります。
名月と言っても必ずしも満月になるとは限りませんが、昨年に続き今年はちょうど満月です。「芋名月」とも呼ばれるこの日、里芋やススキ、ダンゴなどを供えてお月見はいかがでしょう?
もし曇ってもお月見のチャンスはもう一度あります。10月には十三夜の「後の月」と呼ばれる、日本流のお月見があります。今年は10月17日、こちらも合わせてお楽しみください。
【9月の天文現象】
1日 二百十日
5日 新月
7日 白露
8~10日 月・スピカ・金星・土星が並ぶ
13日 上弦の月
19日 満月 / 中秋の名月
20日頃 金星と土星が並ぶ
20日 彼岸の入り
23日 秋分
27日 下弦の月
【9月中旬夜8時頃の星空】
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