多摩六都科学館は、多文化共生に向けた取り組みの一環として、2月18日よりホームページにて「やさしい日本語」のページを公開しています。
当館では「誰もが科学を楽しみ、自分たちの世界をもっと知りたいと思える、多様な学びの場をつくりあげること」、そして「活動の幅を拡げ人々をつなぎ地域づくりに貢献すること」をミッションとして掲げています。
このたび、近年増加している多摩北部地域に住む外国人の方々に向けてもっと情報が伝わるように、もっと気軽に科学館に行ってみようと思えるようにとこのページを作成しました。
博物館・科学館では展示解説で「やさしい日本語」の活用が少しずつ始まっていますが、ウェブページはさらに先駆けた取り組みです。
※やさしい日本語
阪神・淡路大震災をきっかけに、外国人への情報提供方法のひとつとして「やさしい日本語」の取り組みがはじまりました。外国人だけでなく、子ども、高齢者、障害を持つ人などにも理解しやすい点で”優しくて易しい”日本語と言えます。
昨年にはスタッフ向けのやさしい日本語研修会を実施し、台風による臨時休館の際のお知らせなど広報に活用し始めました。また1・2月の「やさしい日本語ワークショップ 科学館の絵本をつくろう」、「やさしい日本語でプラネタリウムをたのしもう」では、外国にルーツを持つ子どもを対象としたプログラムを開催しました。
※当館の「やさしい日本語」事業は「ミュージアムを中心とした地域の多文化共生推進プロジェクト」の一環として実施します。平成31年度文化芸術振興費補助金 地域と協働した博物館創造活動支援事業(博物館を中核とする文化クラスター形成支援事業)です。