プレスリリース

4/16(金)より投影開始!
全編生解説プラネタリウム「ノチウ‐アイヌ民族の星座をたずねて-」

多摩六都科学館では、4月16日(金)より、プラネタリウム新番組「ノチウ -アイヌ民族の星座をたずねて-」を投影いたします。漫画・アニメの「ゴールデンカムイ」のヒット、昨年北海道にオープンした民族共生象徴空間ウポポイ(含 国立アイヌ民族博物館)など、現在、アイヌ民族の文化に触れる機会はかつてないほど多くなっています。
当館プラネタリウムでは北海道の風景や星空を再現し、アイヌ民族の星の伝承について紹介します。アイヌ民族が語り継いできた星の名前や星座の物語を、民族楽器による音楽とともにお楽しみいただけます。

番組概要
【名 称】全編生解説プラネタリウム
「ノチウ-アイヌ民族の星座をたずねて-」
【期 間】2021年4月16日(金)~7月4日(日)
【時 間】
[土日祝・4月中、GW期間]13:00~/16:00~
[5・6・7月の平日]16:00~
※水曜日、5/20(木)、6/17(木)は13:00の回もあり ※4/4訂正
【会 場】多摩六都科学館 2Fサイエンスエッグ
【対 象】どなたでも観覧できます(小2以下は保護者同伴)
【料 金】観覧付入館券(大人 1,040円、4歳~高校生 420円)
【申 込】当日、開館時より先着受付(定員各回110名)

■独自にはぐくまれた星座・星名からアイヌ文化を知る
“ノチウ”とはアイヌ語で“星”を意味します。北海道を中心とする地域に古くから暮らしてきたアイヌ民族は、自然への畏敬の念とともに自然の中で生きてきました。文字を持たない彼らは、夜空に描いた独自の星座をアイヌ語の星の名前とともに語り継いできました。その星座や星名からは、人々の生活の様子や身の回りの動物との関わり、自然観、季節感までをも垣間見ることができます。私たちが日頃親しむギリシャ神話の世界とは様子が異なるもの、また、星名に北海道の四季を反映したものも多く、ギリシャ神話での星座解説とはひと味違うプラネタリウム観覧体験と共に、アイヌ文化への興味をより一層駆り立てる内容となっています。


①サマエ・ノチウ(シャーマンの星)… 木を伝って逃げる熊を追いかけた、アイヌのシャーマンの姿。
②アネケポ(かたつむり)… かたつむりに見立た。変光星の明るさを大雨の前兆としたり、雨乞いに用いることもあった。


③レラ・チャロ(風の口)…東に見える季節に東風が吹く、というように季節風の吹き方と結び付けて眺められた。
④フレ・スマリ(赤いきつね)…魚を盗んだ、毛皮の赤い狐に見立てた。

★アイヌの星座についてはこちらのコラムで詳しく紹介

■関連イベント
5/29(土)ことばから見るアイヌ文化と自然観
独自の星座や星名を語り継いできたアイヌ民族。その文化や世界観、そしてアイヌ語について、言語学の視点から解説します。
【日 時】17:30~19:00
【会 場】サイエンスエッグ
【対 象】小学5年生~大人
※小学生は保護者と参加 ※参加者以外の入室不可
【定 員】100名(web申込80名、ハガキ申込20名)
【参加費】入館料のみ(大人520円、小学生~高校生210円)
【申 込】[Web申込] 4/24(土)午前10:00より先着順
[ハガキ]応募締切5/19(木) ※申込多数の場合は抽選

〈講 師〉中川 裕
千葉大学名誉教授。アイヌ研究の著作も多く、野田サトル著の漫画「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修もつとめる。


6/5(土)アイヌの傍らで撮影を続けて

現代を生きるアイヌの人々。その姿を写真に、言葉を心にとどめてきた写真家・宇井眞紀子さんが、たくさんの作品とともにお話しします。
【日 時】17:30~19:00
【会 場】サイエンスエッグ
【対 象】小学5年生~大人
※小学生は保護者と参加※参加者以外の入室不可
【定 員】100名(web申込80名、当日申込20名)
【参加費】入館料のみ(大人520円、小学生~高校生210円)
【申 込】[Web申込] 4/24(土)午前10:00より先着順
[ハガキ]応募締切5/24(月) ※申込多数の場合は抽選

〈講 師〉宇井 眞紀子
写真家。武蔵野美術大学・日本写真芸術専門学校卒業。アイヌ民族の取材・撮影を約30年間続けている。

■5/1(土)より、アイヌ ミニ展示も開催!
2Fホワイエ前ではアイヌ ミニ展示を開催します。
民族共生象徴空間ウポポイの運営を担う公益財団法人アイヌ民族文化財団の協力により、アイヌ民族の衣服や工芸品を展示します。

▲昨年は展示のみ開催(2020.7/21~8/31)


※一部プレスリリースの内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。