日の入りの頃になると西の方にとても明るい一番星が見えたので、スマホで撮影してみました(2020年3月26日18:30頃)。この日はその下の方に細い月も見えています。
一番星は星の名前ではありません。その日その人が一番最初に見つけた星が『一番星』。だから本当は、日によって、人によって、一番星は違うこともあります。とはいえこの星はとても明るく、きっといまはほとんどの人の一番星になっているはずです。
これは私たちの地球と同じ太陽系の惑星である金星。英語では愛と美の女神「ヴィーナス」の名で呼ばれ、うっすら明るい空でも充分に見つけることができます。
夕方から夜にかけて見える金星は「宵の明星」、明け方に見える金星は「明けの明星」とも呼ばれています。今日は宵の明星をスマホでもはっきりと映すことができました。
月は毎日形を変えながらどんどん位置を変えていくので、金星とのツーショットはいつでも撮影できるわけではありません。見えたらカメラを向けてみましょう!
3/23のロクトリポートでもご紹介した通り、いま早起きすれば火星・木星・土星、夕方になればこのように金星と、1日で4つの惑星を見ることができます。朝は東へ晩は西へ、スマホで惑星撮影に挑戦してみてください!
※星を探したり撮影する時は、車の往来がある道路などではなく、ご自宅や広く安全な場所でお願いします。また、子どもの皆さんはお家の方と一緒に見るようにしましょう。