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展示物解説「ピアノのしくみ」 (しくみの部屋)

ピアノのしくみ (しくみの部屋)

【解説】

■「鍵盤をおすとハンマーが弦を打ち、弦を振動させる」このピアノのしくみをアクションといいます。

1.鍵盤がおされる
2.ダンパーが弦からうきあがる
3.ハンマーが弦を打つ
4.弦が振動し音が出る

この一連の動きです。

「ハンマー」と「ダンパー」は
・ハンマー→音を出す。
・ダンパー→音を止める。
(次の鍵盤を押したときに音が混ざらない重要な役割をしています。)

足元に2つのペダルがあります。

右側のペダルは「ダンパーペダル」といいます。
このペダルを踏むと、全部のダンパーが弦からはなれる様子をみることができます。
この状態で鍵盤を押すと音がしばらく鳴り響きます。

左側のペダルは「ソフトペダル」といいます。
このペダルを踏むと、ハンマーが弦に近づく動きをします。
ハンマーが弦に近づくことで弦への当たり方が弱まるため、音がソフトになります。

■「響板(きょうばん)」

アップライトピアノは通常、音の反響を考えて響板を壁に向けて設置するため、普段あまり目にすることができません。音を出してから裏側の響板をさわってみると、音が出ている間、響板が震えているのを感じることができます。
「響板」は、弦のうしろ一面に張られた大きな板のことで、ハンマーが叩いた弦の震えがこの板に伝わって、大きな音になります。「響板」はスピーカーのような役割をはたす重要な部分です。