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展示物解説 「武蔵野の雑木林」 (自然の部屋)

武蔵野の雑木林 (自然の部屋)

【解説】

武蔵野と呼ばれる科学館周辺のコナラやクヌギを主体とする雑木林を再現したジオラマです。
この雑木林はガスや電気のまだなかった時代、生活に必要な薪などを得るために人が植え、育てていた林です。また、人が雑木林を適切に管理することで、樹液に集まる昆虫や落ち葉などを食べ土壌を作る虫や菌類など多様な生きものが暮らしやすい環境が整い、豊かな生態系が維持されてきました。
ジオラマには昆虫・鳥・両生は虫類の標本・はく製・レプリカが展示されています。そこには現在でも科学館周辺で見られる生きものだけではなく、ノウサギやコジュケイ、オオムラサキといった環境の変化により見られなくなった生きものもいます。背景にとけこんだ様々な生きものを探してみると、保護色の効果を実感することができます。

©dwarf/多摩六都科学館