「つながるスポット（美しい宝石の世界　中島コレクション）」（地球の部屋）

    

【解説】

地球の部屋のつながるスポットでは、地域の人や団体と協力をしながら、地学教育の普及や地学系展示を行っています。「美しい宝石の世界　中島コレクション」では、多摩六都科学館のボランティアスタッフであり、宝石鑑定士でもある中島美奈子さんより寄贈された宝石の一部を展示しています。

宝石は多くのものが天然の鉱物を原石としています。鉱物の中でも色や輝きが美しく、硬くて耐久性があり、産出量が希少であるものが宝石として選ばれます。そして、その鉱物一つ一つの光の屈折や反射の特徴などを活かして研磨することで、より美しく輝きます。ダイヤモンドのブリリアントカットは、上方から入った光が内部で全反射して上方へ返るように設計されています。また、反射した光の分散によって、虹色にも輝きます。

鉱物だけではなく、真珠やサンゴのような生物起源のもの、ヒスイのような岩石、人工結晶なども宝石として使われています。誕生石は科学的な根拠で決められているわけではありませんが、宝石や鉱物の世界への入り口として展示しています。