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展示物解説「火星表面模型」(チャレンジの部屋)

火星表面模型 (チャレンジの部屋)

【解説】
太陽系の第4惑星である火星は地球型惑星に分類される天体です。その大きさは地球のおよそ半分ほどで、質量も地球の約10分の1と地球に比べると小さく軽い天体です。平均気温は地球よりも低く、大気は希薄でその成分のほとんどは二酸化炭素です。
火星には巨大な火山がいくつかあり、中でも「オリンポス山」の標高は約25km、すそ野の直径は約600kmと太陽系最大の火山です。また、赤道付近には全長約4,000kmにも及ぶ太陽系最大の峡谷である「マリネリス峡谷」があります。
探査機による火星の調査はさかんに行われており、その方法は火星の周りをまわる周回衛星によるものや、着陸して直接探査を行うものなどさまざまです。
火星はフォボスとダイモスという2つの衛星を持っていますが、どうやって形成されたのかまだよくわかっていません。MMX(Martian Moons eXploration)は2020年代前半の探査機打上げを目指している火星衛星探査計画で、観測やサンプルリターンを目標に現在研究・開発が行われています。