多摩六都科学館(東京都西東京市、館長:髙柳雄一)では、5月21日(火)から、全編生解説プラネタリウム「音で知る宇宙」の投影が始まります。
今回は、3月9日(土)に行った「サイエンスエッグで『きく』! 音で『みえる』世界 ?」での実験的イベントを経て、「音」にフォーカスしたオリジナル番組を企画しました。視覚だけでなく、聴覚でデータを知ることができる「ソニフィケーション」という方法を宇宙と紐づけ、数字や光を変換した音を聴きます。音で宇宙を知ることにより、宇宙研究の入り口に触れ、興味を深めるきっかけとなるプログラムです。
全編生解説プラネタリウム「音で知る宇宙」
【期間】2024年5月21日(火)~7月19日(金)
平日(水曜日を除く) 15:50~16:35
土日祝・水曜日 13:10~13:55、15:50~16:35
※5/29・6/26・7/17の13:10は、大人向けプラネタリウムのため投影なし
※休館日は当館ウェブサイトをご確認ください
【会場】多摩六都科学館 サイエンスエッグ
【対象】どなたでも(小学2年生以下は保護者と観覧)
【定員】各回先着234人
【料金】観覧付入館券(大人 1,040円、4歳~高校生 420 円)
当日インフォメーションにて、観覧券を販売
データを聴覚で理解する「ソニフィケーション」
目では認識できないデータや光などを変換し、聞くことができる方法を「ソニフィケーション」といいます。宇宙・天文分野では、観測で得られた複雑な数字や光、音など宇宙のデータを人間の可聴域に変換することで、宇宙の様々な情報を直感的に知ることができます。視覚以外の情報を得て、宇宙の研究の可能性が大きく広がることを、スタッフの生解説と当プラネタリウムドームが誇るサラウンドシステム、迫力のある映像により伝えます。
天文スタッフ(企画担当)からのメッセージ
宇宙といえば「無音」、というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし宇宙空間には、ガスやちりなどの物質が集まる場があり、そこには確かに音が存在しています。
さらに近年は、天文学の分野でもデータを音で聴く手法・ソニフィケーションを用いた研究が進められており、ますます宇宙と音の関係に注目が集まっています。
目で楽しむ宇宙とはひと味異なる、「音で知る宇宙」をお楽しみください。