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展示物解説 「相澤ロボット」 (しくみの部屋)

相澤ロボット(しくみの部屋)

【解説】

「相澤ロボット」はロボット博士と称された相澤次郎氏(1903~1996年)によって昭和30~40年代に作成されたロボットの総称です。
相澤氏は「科学的玩具を通じ、児童福祉に貢献する。」という目的で東京都保谷市(現在の西東京市)に財団法人日本児童文化研究所を設立し、約800体以上のロボットを製作しました。
神奈川工科大学と共同実施された修復プロジェクトの後に「雷さんロボット ミスタースパーク」と「お絵かきロボット りょうくん」は当館に寄託されました。

■雷さんロボット ミスタースパーク
「ミスタースパーク」は1963年に手相を見る占い師のイメージで製作されたロボットです。
現在は立つ・座る・耳を動かす・うなずく・目を動かすことができます。また、塗装や部品も当時のままであるため、ロボットの歴史を知るうえでも貴重な一体です。

■お絵かきロボット りょうくん
「りょうくん」が最初につくられた時は、両腕が独立して別々に動き、本体の横に設置されたひな形の手元に沿って絵を再現することができました。
現在は、絵を描くためのひな形としてのしくみが完全になくなってしまったため、本体横のレバーの動きを「りょうくん」の手元で再現する形に改造されています。