まだワクチンがなく、特効薬もない新型コロナウイルスですが、きちんと対策すれば感染のリスクをかなり下げることができます。
「感染予防はどうすればいいの?」
「免疫を弱らせないようにするために、毎日どうやってすごせばいいの?」
「具合が悪くなった時、どこに連絡すればいいの?」
ここでは、この様な疑問について解説します。
●わたしができる!ウイルスを侵入させない!
新型コロナウイルスは、人から人へ感染するとき、「飛沫感染」と「接触感染」により感染します。
「飛沫感染」は、病原体を含んだ鼻水や唾液、痰などの飛沫が、感染者の咳やくしゃみなどで飛び、他者のからだの粘膜に付着したり吸い込むことで感染します。
「接触感染」は、感染者の皮膚や飛沫から物に付着したウイルスがしばらく(数時間~数日間)感染力がある状態を保つため、これを他者が触ることで手についたウィルスが目や口などの粘膜に付着することで感染します。
そのため、マスクや手洗いは、このような人から人への感染を防ぐのに大変有効なのです。
●わたしができる!免疫力を弱らせない!
私たちのからだは、実はウイルスなどの病原体に対抗する「生体防御」機能があります。そのため、健康でさえあれば、これらのウィルスを恐れることはありません。
しかし、油断をしてはいけません。これらの「生体防御」機能が働くためには、「免疫機能」が大切です。からだの免疫機能には個人差があるだけでなく、栄養や睡眠などが不足していれば、からだを守る免疫力が低下することもあります。
これらの「生体防御」のしくみがうまく機能するように、自分でできる予防策をしっかり守り、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠といった健康的な生活を心がけて、免疫力を弱らせないようにしましょう!
●こまったときの相談・連絡(東京都)
感染の予防に関することや、感染かもしれないと思った時の対応の相談窓口(東京都)は以下になります。
詳しくは「新型コロナウィルス感染症対策サイト」をご覧ください。
感染予防対策と免疫力を高める工夫を心掛けて健康な身体で毎日過ごしましょう!
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