星空で季節の移ろいを感じよう
寒さが落ち着いてくると、夜空に見える星座も冬から春に移り変わっていきます。
北東の空には、春の星座であるおおぐま座のしっぽの部分、「北斗七星」が柄を下にして垂直に立った姿で登ってきています。七つの星でつくる大きな“ひしゃく”を探してみましょう。
南の空では、まだまだ木星が見ごろです。10日前後には半月(上弦)を少し過ぎた月が木星の近くを通り過ぎていく様子を見ることができます。
そして21日は二十四節気のひとつ、春分です。春分の日の太陽は真東からのぼり真西へと沈んでいくので正しい東西の方向を知ることができます。この日を過ぎると、昼間の長さの方が夜の長さより少しずつ長くなっていきます。
空でも暖かな春の訪れを感じてみましょう。
【3月の天文現象】
1日 新月
6日 啓蟄
8日 上弦の月
9~11日 月と木星が並ぶ
14日 水星が西方最大離角
17日 満月
18日 春の彼岸の入り
19・20日 明け方 月と火星が並ぶ
21日 春分の日/春分
23日 金星が西方最大離角
24日 下弦の月
27・28日 明け方 月と金星が並ぶ
31日 新月
【3月中旬夜8時頃の星空】
ほしぞらニュース3月号