流れ星を見てみよう!
梅雨も明け、夜空の星を眺めるのによい季節です。
12日の宵から13日の夜明けまでの間、三大流星群の一つである「ペルセウス座流星群」がピークとなります。8月上旬~20日ごろまでの長期間楽しめますが、そのなかでも特にたくさんの流れ星を見ることができるのがこのころ。今年は明るい月明かりの影響もなく、より流れ星を見やすくなります。
ただ街明りのある都会の空では見える流れ星の数は1時間に数個ほどと、少なくなってしまいます。ぜひ空が広く見える街明りの少ない場所へ出かけて、空全体をながめてみてください。
さらに12日の日の入り(東京:18時35分)後には、おとめ座の1等星スピカが月にかくされる「スピカ食」が起こります。スピカが月の裏に入るのはまだ空が明るい時間帯なので、双眼鏡での観察がおすすめです。東京では18時48分ごろスピカが月の欠けている側から入り、19時25分ごろ反対側から出てきます。太陽が沈んだら南西の空を見てみましょう。今回は7年ぶり、次は11年後となる、少しめずらしい天文現象です。
【8月の天文現象】
7日 立秋 / 新月
10日 月と金星が並ぶ
12日 スピカ食 / ペルセウス座流星群が極大
13日 月と土星が並ぶ / 伝統的七夕
14日 上弦の月
21日 満月
23日 処暑
28日 下弦の月
【8月中旬夜9時頃の星空】
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