おうちでロクトを楽しもう!

明るい星をみつけよう!~夜更かし編~

日本中が「ステイホーム」。おうちにこもる日々も長くなってきましたが、生活のリズムは崩れていませんか?
やっぱり夜更かししちゃうよね。という方も多いと思います。
もしかしたら、不安で寝付けない夜もあるかもしれません。
そんな時には、いっそ空に明るい星をさがしてみませんか。

4月13日公開の、「明るい星をみつけよう!」では、日が沈んだ後の星さがしをお伝えしました。
それからもう1か月近くが経ち、豪華な冬の一等星をすべて見ることはできなくなりましたが、かわりに夏の星たちが、だんだんと見やすくなってきました。

また、「スマホで撮影!【明け方の惑星を撮ろう】」で明け方の空に紹介している3つの惑星も、木星、土星、火星の順で顔を出し、2時には勢ぞろいです。下の2枚の写真にも写っているのがわかるでしょうか?


Photo By T.HIRANO

この時間には、春の一等星が2つと、夏の一等星が4つ見えています。
さあ、惑星とあわせて全部で9つの明るい星のうち、いくつ見られるでしょう。
もちろん、さがし方に決まりはありません。一例として参考にしてみてください。

それでは、5月中旬、午前2時くらいの空を見てみましょう。
今回も、先に沈んでいく西の星から見ていきます。

※図では惑星を含め、一等星以上の明るい星のみ表示
※青色のカタカナで示したのが一等星の名前 緑色の漢字で示したのが惑星の名前


【5月中旬 午前2時くらい 西】

・西の空、明るい星が2つ、みつかるでしょうか。高い方がうしかい座の「アークトゥルス」(アルクトゥールスともいいます)。空の低いところに見えるのが、おとめ座の「スピカ」です。この2つの星は、先の「明るい星をみつけよう!」でもご紹介しましたが、その時の見え方とずいぶん違いますね。


【5月中旬 午前2時くらい 真南よりも少し東寄り】

・だいたい南の方角の見当がつけば、左手の方、東寄りに、ひときわ明るい木星がみつかるでしょう。そのすぐ左手に、もうひとつ明るい星があれば、それが土星です。

・木星から土星、さらにその先へと視線を送って、空の低いところに土星と同じくらいの明るさの星はみつかるでしょうか。それが火星です。よく見ると、少し赤っぽい感じもわかるかもしれません。

・惑星を3つみつける前に、空の高いところが気になるかもしれません。3つの明るい星が、大きな三角形を作っていれば、それが夏の大三角です。一番高いところ、ほぼ頭の真上に輝くのが、3つの中で一番明るいこと座の「ベガ」。惑星たちとベガの間に、わし座の「アルタイル」。この2つの星が、七夕の織姫と彦星です。

・そして、3つの一等星のうち最後のひとつが、はくちょう座の「デネブ」。デネブから少し離れて、三角形の内側にもひとつ星が見えたら、二等星のサドルです。デネブがはくちょうのおしり、サドルがおなかのあたりに位置し、星がよく見えるところでは、空飛ぶはくちょうの姿を結ぶことができるでしょう。

・今度は南の空、木星と同じくらいの高さをさがしてみてください。ひとつ明るい星がみつかったら、さそり座の「アンタレス」。赤っぽく見えたら間違いありません。

※作図は5月中旬の設定で行っています。日が経っても一等星の位置関係は変わりません。しかし惑星は、火星が木星と土星から少しずつ離れていくように変化します。

さて、アークトゥルス・スピカ・木星・土星・火星・ベガ・アルタイル・デネブ・アンタレスと明るい星を9個ご紹介しました。みなさんのおうちから見える星はあるでしょうか。

ここでは一等星より明るい星を中心に紹介しましたが、他にも星が見えているなら、北斗七星やさそりのS字のカーブなど、星を結んで楽しむこともできそうです。ぜひ、「今月の星空」も使って星をさがしてみてください。

「今月の星空と違う!」と気付いた方は、「北の空の星の動き(1)」も読んでみてください。もしかすると、時間を工夫することで、おうちからもっとたくさんの明るい星を見ることができるかもしれませんよ。

※星をさがす時は、ご自宅など安全なところでお願いします。また、子どもの皆さんはお家の方と一緒に見るようにしましょう。