「実験道具の見直し」
先週の失敗を踏まえ、もう一度、実験を見つめなおしてみました。
もう一度、いろいろな文献を見直しし、
また、道具ももっと効率よく使えるように改良をしてみました。
①道具の改良
基板を置く台を改良しました。
いままでは、フラットなところにシリコンを置き、
タングステンの細いワイヤーでとめていました。
でも、すごく安定が悪く、しかもなかなかとまらず、
いつも基板設置に、かなりの時間をとられていました。
あまり基板をべたべた触りたくないと思い、
置くだけでも落ちないようにカゴ状にしました。
タングステンは、とても硬いので、加工がすごく大変です!
ボランティア和田さんが作ってくれました。
②文献の見直しで・・・
基板の厚みが気になりました。
出来た結晶や状況から、
「温度が低いんじゃないかな?」
と、知り合いからアドバイスをもらいました。
フィラメントの温度が低い!?
と、思っていましたが、
最近はすごく、フィラメントの出来も安定してきて、
均一にあたたまっているようだし、
何を改良すればいいか悩んでいました。
でも、
もしかしたら、基板の温度が低かったのかもしれません。
文献を読みなおすと、
「基板の温度は700~900℃にする。」
と書いてありました。
もしかしたら、基板が厚すぎるせいで、温度が足りなかったのかもしれません。
けっこう厚いです。現在は1mmくらい?理想は0.2mmです。
いまのシリコンは自分で岩石カッターで切っているので、
厚さに限界があます。
次回は、
根気よくやすって、半分ぐらいの厚さまでやすりたい!
のと、
以前、頂いた薄いシリコンの板を切ってみる!
を、考えています。
サイエンスチーム ささき