ロクトリポート

農と食の体験塾2018「大豆編」第8回レポート

2018.11.16 16:13:23

旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
8月も後半に入った第8回では、除草・土寄せ作業と大豆の生育状況の観察を行いました。
去年とは違う圃場を使っているため、肥料の効果が予想とは違ったり、前回の作業日より後に通り過ぎて行った大型台風の影響で大豆がダメージを受けていたり、見えない・予測できないものの影響を大きく受ける農業の大変さを感じた回でした。

以下、記録係の嶋川さんのレポートです。

【第8回 除草・土寄せ作業、生育状況観察・解説】
日時 :2018年8月21日 午前9時~10時
場所 :東大生態調和農学機構 圃場にて
内容 :主に除草作業、土寄せ作業、生育状況観察・解説
講師 :手島さん(東大生態調和農学機構) 他
参加者:約20名

◇前回から3週間程経過。背丈はほぼ変わらずに水平方向に成長し、多くの品種がびっしりと実を付けています。台風による強風の影響なのか、横倒しのまま成長した株も散見されます。
1圃場脇

◆除草作業
・畝間がわからないほどに成長して、雑草の生える余地もない無いほどなので、短時間で作業は終了。
2除草作業

◆土寄せ
・根本の土を寄せて直立させようと試みますが、倒れた株のクセはかなり強く土寄せだけでは困難です。(急遽、8/28に有志作業で竹等の補助杭を倒れの著しい株に施す事となりました。)
・ぶり返した暑さの中、1時間弱で作業終了です。

◆生態観察(大豆編)
・他の圃場の大豆と比べ葉や茎の育ち過ぎの感がありました。前作による肥料分が残っており窒素過多が原因では?と、圃場が変わったときは土壌分析と追肥の要否が必要なのではとの意見もありました。

・早生の「東京八重成」は他品種と比べ身長は低いですが、びっしりと実(枝豆)を付けています。
・「比丘尼」は名前の通りに“うぶ毛”が極端に少ない「尼」さんです。(←食べ易いそうです!?)
3枝豆1

東京八重成

4枝豆2
比丘尼(さやにあまり毛が生えていません)

◆生態観察(害虫編)
・“カメムシ”が発生しているようです。茶色のカメムシを私は想像していましたが、体全体が緑色で、葉っぱの中で目立たちません。
手島さんが試しに近くの莢を開いてみると、吸汁されて中に実が有りません。(ヤラレタ!)
5カメムシ1
7食害枝豆

・葉を食べる(?)黄金虫も闊歩しているようです。(どちらの害虫も意外と綺麗です(^_^;)
6マメコガネ

・東大・手島さんが適時、農薬散布をしてくれているのですがなかなか手強いようです。

◇次回:1週後の8/28に有志による土寄せ作業(補助杭設置)の予定です。

農と食の体験塾 大豆編 第7回レポート

2018.11.16 15:45:57

旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
7月31日(月)に行った第7回では、大豆の開花や害虫の発生の状況確認と、草むしり・土寄せの作業を行いました。

以下、記録係の嶋川さんのレポートです。

【第7回 除草作業】
日時 :2018年7月31日 午前9時~10時
場所 :東大生態調和農学機構 圃場にて
内容 :除草作業
講師 :手島さん(東大生態調和農学機構) 他
参加者:約20名

◇前回から3週間経過して背丈は60㎝程になりました。水平方向にも成長した枝葉をかき分けないと畝間の土が見えないほどです。
多くの品種が花を咲かせているようです。上からは葉に隠れて良く見えませんが、紫色の小さな花が可憐です。(晩生なのか、未だ咲いていない品種もあります。)
1大豆花

茎に密生した白い産毛が枝豆を連想させます。(試食楽しみだな~。)
でも、虫に喰われた葉も目立ちますね。(カメムシかな~?)

◆除草作業
・まずは、 大豆よりも高く成長した雑草(アオゲイトウ)を根から引き抜きます。簡単に抜ける物もあれば、全体重をかけて引き抜かないとダメな強敵も居ました。
・次に、大豆に近い背丈の一見解り難い、株間に潜んでいる雑草類を腰をかがめて抜き取りバケツに入れながら畦を進みます。
2除草アオゲイトウ

       ↑これがアオゲイトウです

◆土寄せ
・台風一過の後でもあり、強風が通りぬけた跡なのか、もともと斜めに成長したのか定かでは有りませんが、横倒しになった株が1割弱ほど有りました。
・根本を出来るだけ垂直に起しながら周囲の土を寄せて自立させます。(傾きが極端に酷いものは、ポールを立てて補助した方が良いとも感じましたが、大豆君の自立に期待です。)

3休憩中
・酷暑の中、10~20分毎に木陰で休憩を採りながらの作業です。それでも大勢での共同作業で一時間程で終了。
※塾生の作業には無いけれど、東大の手島さんたちが私たちの目に見えないところで害虫駆除剤散布などに手をかけてくれていることに感謝です。(農業は気まぐれな気候や害虫やらを含めた自然相手に大変です。)それでも、収穫が楽しみです。

4畑全景

◇次回:3週後の8/21に有志による除草作業の予定です。

 

農と食の体験塾2018「大豆編」第6回レポート

2018.10.08 18:05:39

旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
今回は、まず東大生態調和農学機構の深野祐也助教から植物の栽培化についての講義を受け、その後圃場に出て除草と追肥の作業をしました。

深野先生の専門は生態学・進化生物学で、生態調和農学機構のフィールドでは雑草や作物に関する研究をされています。私たちが当たり前のように選んで買っている「野菜(=作物)」が、そもそもの「野生の植物」からどのように栽培品種になっていったのかをお話しいただきました。

以下、記録係の嶋川さんのレポートです。

【第6回 講義、除草・追肥作業】
日時 :2018年7月10日 午前9時~11時
場所 :東大生態調和農学機構 講義室・圃場にて
内容 :「栽培化」についての講義、除草・追肥作業
講師 :深野先生、手島先生(東大生態調和機構)
参加者:約25名

◇大豆は前回作業から1週間経過して高さ5センチ程成長したでしょうか。水平方向にも成長しているのか、予想より上には伸びていない印象です。
1苗の様子
涼しい室内での講義を1時間ほど受けた後に、炎天下の圃場での農作業は一時間ほどで終了です。

◆「栽培化」についての講義(深野先生)
人類の歴史をさかのぼる壮大な内容でした。また配布資料と共に「動物界での家畜化」と対比しながらの大変解りやすい説明でした。
以下、特に心に残った点を私なりに記してみます。

・「栽培化」は“人為選択による進化”の過程で性質の異なる多様な品種を生み出したこと。
 『人間が生まれるまで、(今食べられている)野菜はこの世に存在しなかった!』
・地域に合った在来品種が生まれ、地域毎の食文化も育んだのに、生産性重視の影響で国の奨励品種が
 増え、多様性が減少していること。
・“多様性”はリスクヘッジでもあり、将来につながる大事な要素。
・失われつつある品種保護のためのジーンバンクが存在し種子配布も行われていること。
 (まだまだ書ききれませんが、ここまでです。)

・子供達がこんな先生の授業を受けられたら、どんなにか良いだろうなぁと感じ、聴き入った講義でした。
深野先生講義


◆除草作業
・畝間に生えた雑草(アオゲイトウが目立ちます。)を半月形の鎌(ホー)で掻きとり、撤去します。

2土寄せ
畝上の株間の雑草は手で根っ子から抜き取ります。ホーを持った塾生が畝間毎に横一列に並んで一斉にスタート。

・予想よりも雑草は少なかったし、大勢での作業なので小一時間で終了です。


◆追肥作業
あまりの暑さのためか、すっかり忘れてやり損ねるところでした。
3肥料をまく

・畝間に土の上からパラパラと適量播いていきます。
・「野菜名人A」の商標で写真の通りの要素バランスです。
4肥料の袋


◇次回:2週後の7/24に日程を変更して除草作業の予定です。

農と食の体験塾2018「大豆編」第5回レポート

2018.10.08 15:23:21

旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
種まきから約3週間経って苗も育ってきたので、防鳥ネットを外し、間引きを行いました。

以下、記録係の嶋川さんのレポートです。

【第5回 防鳥ネット外し、間引き、除草作業】
日時 :2018年7月3日 午前9時~12時
場所 :東大生態調和農学機構 圃場にて
内容 :防鳥ネット外し、間引き、除草作業
講師 :手島さん(東大生態調和農学機構) 他
参加者:約18名

◆前回から1週間経過して高さ10センチ程成長したでしょうか。梅雨明け後初めての畑作業で猛暑です。
  事務局で日除けのタープテントを準備してくれました。感謝です。
圃場

◆ネット外し
・参加者ほぼ全員が等間隔で東西一列になって畝と畝の間の畦を北方向に進みながら幅20mのネットをジャバラ状にたたんでいきます。大勢での歩調を合わせた共同作業が功を収めました。
ネット回収
次に使う人達の為に丁寧にたたむ事が重要です。

・ネットを浮かせていたグラスロッドも全て抜きました。
・12種の大豆を植えるのに区画を間違えないようにとピンク色のビニール紐を目印に張ったのですが、これを撤去する際に葉や茎に絡まって一苦労でした。紐の材質や紐を外す時期は次回への課題です。


◆間引き
・1株に3粒植えでしたが、多くは2粒が芽吹き成長しています。
 元気な方を残してもう一方を茎の根本からハサミで切って間引きます。
 気の毒なようですが、残った方がより成長するための策だそうです。

間引き作業が進むと、畝上の株が多少ウネリながらもそこそこ綺麗に列を為して見えてきます。
風に揺れるまだ見ぬ大豆たちを見ていると幸せな気持ちになります。


◆除草
大豆に混じって雑草たちは酷暑でも元気です。

草むしり
・畝上の雑草は手で根を含めて抜いていきます。
・畦の雑草は鍬で取り除く草掻き作業です。

木陰で休憩中
「やっぱり木陰は涼しい」の図

暑の中、皆さんお疲れ様でした。
次回7/10は除草作業と講義です。/雨天決行です。

農と食の体験塾2018「大豆編」第4回レポート

2018.09.05 13:39:08

旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
今回のメインは東大生態調和農学機構の技官の手島さんによる農薬や肥料についての講義。その前に圃場に行って、6月14日の種まきから約2週間経った大豆の生育状況の確認をしました。

以下、記録係の嶋川さんのレポートです。

【第4回 畝立て、播種、網かけ】
日時 :2018年6月26日 午前9時~11時
場所 :東大生態調和農学機構 学生宿舎にて
内容 :生育状況観察、「農薬と害虫防除」についての講義等
講師 :手島英敏さん(東大生態調和農学機構)
参加者:約20名

◇実習:生育状況観察

・播種後12日を経過し双葉が地面から15㎝程の高さまで成長していました。一ヵ所3粒播きでしたが、2本芽吹いている処が多かったように感じました。(成長が良い方を残して間引き作業を後に行うとの事でした。)大豆の芽

・防鳥網を潜って鳥が侵入したようですが、手島さんが排除したとの報告がありました。(日々、状況を視てくれる人の助けがあって今日の芽吹きを迎えられたのだと感謝です。)
・双葉だけ見ても品種の違いは解り難いですが、茎の色の違い(紫や白⇒咲く花の色に近いとの事です。)に既に特徴が現れていると教わりました。

手島さん説明

◇講義:農薬と害虫防除について
冒頭に、まず大豆の概要説明。

・日本へは縄文時代に伝来し、稲よりも早いとの事でビックリです。
・作付面積当たりの収穫量は、北海道の方がその他地域よりも6割程多く、虫による害が少ないのが主因との話にはうなづけました。

農薬に関する講義は、かなり専門的でかつ日本の法的事情や実態についても説明いただきました。

・現代では、農家の方々の作業負担軽減のために農薬は必要なものであり、「無農薬」の言葉が意味を取り違えて一人歩きしている現状が少しは理解できました。
・家庭菜園等で使われる農薬や用法とは、格段の違いがあると感じました。
・ピンポイントで除草をする能力のある農薬が有ることや、農薬のローテション散布の必要性等の解説は大変興味深かったです。


◇昨年の大豆の食味アンケート結果の報告

・煮豆の総合評価では「みすず」が一番人気も、二三番手の育成品種「エンレイ」「タチナガハ」もあなどれず。豆腐でも「みすず」一番、二番手には青大豆「小笠原在来」が善戦。食味人気は糖度とは必ずしも一致せず。去年の大豆食味

◇塾生で菓子工房「KIQCHI」のキクチさんからは大豆が主題の試作クッキーの差入れがありました。ごちそうさまでした。

※ 害虫のカメムシを潰すと手島さんが嫌がるほど臭いのか。一度は試してみようかな?

◆次回7/2は、有志によるネット外しと除草作業の予定です。



パブリックリレーションズグループ H


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