作った漏刻を使ってみましょう!まだ工作していない方はこちらから。
【時の記念日100周年企画】漏刻を作ろう!(工作編)
【漏刻の使い方】
①洗面器などを使い、ストロー管の中を水で満たす
②ストロー管の片方を指で押さえ、管内の水がこぼれないように持つ
③管の片方を指で押さえたまま、押さえていない側を上段のコップの水中に沈める
④二段目のコップの中で、押さえている指を離すと…
(※上段のコップの水面より低い位置で離すのがポイント)
水が管を通って流れ出します!
二段目のコップに水が溜まったところで、最下段のコップでも①から④を同じように繰り返せば、三段式の漏刻になります。最下段のコップに水が溜まる時間を測り、その水面に線を引いておけば、それで時間を測ることができるという原理です。さらに細かく線を引けば、より細かい時間を計測することもできます。
動画でもその様子を見てみましょう。
水落遺跡で使われた漏刻は、まさに階段状に並べられた複数の水槽を銅の細いパイプでつなぎ、最下段の水槽にたまる水の量で時を測る仕組みになっていました。今回はストローとコップで漏刻を作りましたが、奈良県明日香村にある『飛鳥資料館』には、水落遺跡の漏刻の原寸大復元模型や出土品、詳しい解説などが展示されています。
【今年は「時の記念日」制定100周年です】本日、6月10日は「時の記念日」です!…
【飛鳥資料館 Facebookより】
1300年前の人々が制作した漏刻を自分で再現して、水が流れる時を楽しむのも良いかもしれません。
では、どうして階段状にする必要があるのでしょうか?詳しくは【時の記念日100周年企画】漏刻を作ろう!(原理編)をご覧ください。
【参考・引用】奈良文化財研究所(なぶんけんブログ)
【時の記念日100周年企画】漏刻関連記事
vol.0 日本の「時間」始まりの地『飛鳥』
vol.1 漏刻を作ろう!工作・準備編
vol.2 漏刻を作ろう!使い方編
vol.3 漏刻を作ろう!原理編
vol.4 漏刻を作ろう!実験編