ロクトリポート

貝の世界~もっとのぞいてみないカイ?~

2018.11.01 16:58:01
テーマ:自然の部屋  

10月1日(月)~10月14日(日)まで自然の部屋のしぜんラボで「巻いてる・とじてる・くっついてる 殻から貝の秘密を探ろう」の教室を開催しました。

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今回の教室では巻貝を切って、普段見ることの出来ない貝殻の断面を見られる展示をしました。外側からは想像できない貝殻の内側の構造には、小さいお子さんから大人の方まで驚きの声が上がっていました。

ホシダカラ   イトマキボラ
さて、みなさんは海に行ったときに貝を拾ったことはありますか?
色や模様の綺麗な貝を拾ったのに、持ち帰ってみたら白っぽくなっていたなんて経験もあるかもしれません。
海で拾った貝殻の表面には石灰質の付着物などがついていて、濡れていた時には綺麗な色が見えていたのに、乾燥すると白っぽくなってしまうことがあります。

濡れてるサザエ   乾いてるサザエ      
このような貝殻の自然な色味を簡単に取り戻す方法があります。
使うのは100円ショップなどでも購入できるワイヤーブラシです。

道具
・ワイヤーブラシ ・歯ブラシ 
・軍手 ・保護メガネ ・マスク

貝殻をワイヤーブラシで擦っていくと、どんどん白い粉が出てきます。
時々歯ブラシで出てきた粉を払いながら、粉が出なくなるまでワイヤーブラシをかけると貝殻の色や模様が見えるようになりました。

半磨きサザエ   サザエの模様
サザエの殻は頑丈でワイヤーブラシをかけても傷つかずに磨けました。
他の貝殻も同様にブラシで磨けますが、貝の種類や状態(摩耗具合)によっては傷つくこともあるので、最初は優しく傷がつかないか確認しながら磨いてください。
インテリアとして貝殻の色や模様を見て楽しみたい方は、ぜひ挑戦してみてくださいね!

注意:ブラシをかけると白い粉が舞いますので、室外でやることをお勧めします。
素手でやると下の写真くらい手が白くなり、ワイヤーも硬くて当たると危ないので、作業するときには軍手をして、終わったら服もよくはたいて粉を落としてね!

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研究・交流グループ T

館庭昆虫調査 ~第7回~

2018.10.25 17:28:19

科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、昨年度から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。
草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。

今回は通算7回目、秋の昆虫調査を10月24日に行いました。
この日は朝に雨がパラついていましたが、調査開始時には日が差して暖かい中での調査となりました。暖かくなったので、チョウなど思ったよりも多くの昆虫が見られました。

①ナミテントウ
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②ヨツボシテントウダマシの集団
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③クモヘリカメムシ                
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④ヨモギハムシ
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⑤ツチバチの仲間
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⑥オオスズメバチのオス(オス蜂は針がないので持っても刺されません。)
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秋は、オオスズメバチのオス蜂のようにこの時期にしか見られない昆虫や、越冬の様子もみられます。
ひなたぼっこをしている昆虫を探すのも楽しいです。ぜひ秋ならではの昆虫観察をしてみてください。

※昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。

インタープリターチーム K

農と食の体験塾2018「大豆編」第6回レポート

2018.10.08 18:05:39

旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
今回は、まず東大生態調和農学機構の深野祐也助教から植物の栽培化についての講義を受け、その後圃場に出て除草と追肥の作業をしました。

深野先生の専門は生態学・進化生物学で、生態調和農学機構のフィールドでは雑草や作物に関する研究をされています。私たちが当たり前のように選んで買っている「野菜(=作物)」が、そもそもの「野生の植物」からどのように栽培品種になっていったのかをお話しいただきました。

以下、記録係の嶋川さんのレポートです。

【第6回 講義、除草・追肥作業】
日時 :2018年7月10日 午前9時~11時
場所 :東大生態調和農学機構 講義室・圃場にて
内容 :「栽培化」についての講義、除草・追肥作業
講師 :深野先生、手島先生(東大生態調和機構)
参加者:約25名

◇大豆は前回作業から1週間経過して高さ5センチ程成長したでしょうか。水平方向にも成長しているのか、予想より上には伸びていない印象です。
1苗の様子
涼しい室内での講義を1時間ほど受けた後に、炎天下の圃場での農作業は一時間ほどで終了です。

◆「栽培化」についての講義(深野先生)
人類の歴史をさかのぼる壮大な内容でした。また配布資料と共に「動物界での家畜化」と対比しながらの大変解りやすい説明でした。
以下、特に心に残った点を私なりに記してみます。

・「栽培化」は“人為選択による進化”の過程で性質の異なる多様な品種を生み出したこと。
 『人間が生まれるまで、(今食べられている)野菜はこの世に存在しなかった!』
・地域に合った在来品種が生まれ、地域毎の食文化も育んだのに、生産性重視の影響で国の奨励品種が
 増え、多様性が減少していること。
・“多様性”はリスクヘッジでもあり、将来につながる大事な要素。
・失われつつある品種保護のためのジーンバンクが存在し種子配布も行われていること。
 (まだまだ書ききれませんが、ここまでです。)

・子供達がこんな先生の授業を受けられたら、どんなにか良いだろうなぁと感じ、聴き入った講義でした。
深野先生講義


◆除草作業
・畝間に生えた雑草(アオゲイトウが目立ちます。)を半月形の鎌(ホー)で掻きとり、撤去します。

2土寄せ
畝上の株間の雑草は手で根っ子から抜き取ります。ホーを持った塾生が畝間毎に横一列に並んで一斉にスタート。

・予想よりも雑草は少なかったし、大勢での作業なので小一時間で終了です。


◆追肥作業
あまりの暑さのためか、すっかり忘れてやり損ねるところでした。
3肥料をまく

・畝間に土の上からパラパラと適量播いていきます。
・「野菜名人A」の商標で写真の通りの要素バランスです。
4肥料の袋


◇次回:2週後の7/24に日程を変更して除草作業の予定です。

農と食の体験塾2018「大豆編」第5回レポート

2018.10.08 15:23:21

旧東大農場において、生態調和農学や都市農業における栽培技術、市民が参加するまちづくりについて「農」を通じて、学び、体験するプログラム 「農と食の体験塾 大豆編」。
種まきから約3週間経って苗も育ってきたので、防鳥ネットを外し、間引きを行いました。

以下、記録係の嶋川さんのレポートです。

【第5回 防鳥ネット外し、間引き、除草作業】
日時 :2018年7月3日 午前9時~12時
場所 :東大生態調和農学機構 圃場にて
内容 :防鳥ネット外し、間引き、除草作業
講師 :手島さん(東大生態調和農学機構) 他
参加者:約18名

◆前回から1週間経過して高さ10センチ程成長したでしょうか。梅雨明け後初めての畑作業で猛暑です。
  事務局で日除けのタープテントを準備してくれました。感謝です。
圃場

◆ネット外し
・参加者ほぼ全員が等間隔で東西一列になって畝と畝の間の畦を北方向に進みながら幅20mのネットをジャバラ状にたたんでいきます。大勢での歩調を合わせた共同作業が功を収めました。
ネット回収
次に使う人達の為に丁寧にたたむ事が重要です。

・ネットを浮かせていたグラスロッドも全て抜きました。
・12種の大豆を植えるのに区画を間違えないようにとピンク色のビニール紐を目印に張ったのですが、これを撤去する際に葉や茎に絡まって一苦労でした。紐の材質や紐を外す時期は次回への課題です。


◆間引き
・1株に3粒植えでしたが、多くは2粒が芽吹き成長しています。
 元気な方を残してもう一方を茎の根本からハサミで切って間引きます。
 気の毒なようですが、残った方がより成長するための策だそうです。

間引き作業が進むと、畝上の株が多少ウネリながらもそこそこ綺麗に列を為して見えてきます。
風に揺れるまだ見ぬ大豆たちを見ていると幸せな気持ちになります。


◆除草
大豆に混じって雑草たちは酷暑でも元気です。

草むしり
・畝上の雑草は手で根を含めて抜いていきます。
・畦の雑草は鍬で取り除く草掻き作業です。

木陰で休憩中
「やっぱり木陰は涼しい」の図

暑の中、皆さんお疲れ様でした。
次回7/10は除草作業と講義です。/雨天決行です。

ロクトの庭だより ~ハナミズキとヤマボウシ~

2018.10.01 18:31:42

徐々に秋の気配が高まる中、秋の木の実も色づいてきています。
今回は館庭のハナミズキとヤマボウシの実を紹介します。

ハナミズキとヤマボウシはどちらも同じミズキ科の植物です。葉っぱや花など全体の雰囲気はよく似ていて、ハナミズキは別名アメリカヤマボウシとも言われます。しかし、2種の実はまったく違うのです。

写真右がハナミズキ、左がヤマボウシです。
ハナミズキは葉っぱの上に実がつくのに対して、ヤマボウシは熟してくると垂れ下がります。
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そして一番大きな違いは実の形です。
写真左がハナミズキ、右がヤマボウシです。それぞれ白く囲まれているところが1つの花だったところです。ハナミズキは1つ1つ独立しているのに対して、ヤマボウシはくっつきあって1つの実になっています。OLYMPUS DIGITAL CAMERA  OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ハナミズキは正門横のバス停側に、ヤマボウシはしくみの部屋のエレベーター越しに見ることができます。
来館の際にはぜひ館庭の植物にも注目してください。

インタープリターチーム K


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