以前、まだ若い緑の実がなっている状態でセンリョウとマンリョウの違いを紹介しましたが、今回は両種の今の様子を紹介します。(以前の記事は「ロクトの庭だより~センリョウとマンリョウ~」をご覧ください。)
まずはセンリョウ。赤い実がたくさんなりましたが、年明けの今はなくなってしまいました。
次にマンリョウ。こちらも赤い実がなくなっています。
実がなくなった後もセンリョウとマンリョウの違いが見られます。
写真左のセンリョウは枝のようになっていますが、写真右のマンリョウはまるで小さな花が咲いているようです。
どちらの実も鳥に食べられたようで、よく見ると周りにはフンも落ちています。鳥に食べられることでタネが運ばれ、また新たな場所で芽を出します。
そんな鳥の落としものから生えてきたマンリョウが展示室2と展示室3の間の休憩コーナーの外にもあります。こちらも今は赤い実がありません。短期間のうちにあっという間になくなってしまいました。
冬の植物は目に見える大きな変化があまりないように感じますが、なっていた木の実がなくなったり、オオイヌノフグリなど春の花が早くも咲き始めたりと意外と変化が起こっています。ぜひ身近な植物にも目を向けてみてください。
インタープリターグループ K