科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。
草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。
今回は通算11回目、秋の昆虫調査を11月8日に行いました。台風などの影響で昨年よりも遅い11月の調査となりましたが、天気がよく気温も高めだったため、意外と多くの昆虫が見られました。
アカシマサシガメ。プランターの下から見つけました。
地面の下にいるヤスデをエサにしています。
日あたりのいい場所に出ると、テントウムシが目につくように。
左から、キイロテントウ、ムーアシロホシテントウ、ナナホシテントウです。
他にナミテントウも見られました。
オオカマキリは、メスの成虫と卵を発見。
これはルリチュウレンジというハチの仲間。漢字では「瑠璃鐫花娘子」と書くそうです。
その名の通り、全身きれいな瑠璃色をしています。
写真には撮れませんでしたが、この日一番種類を見かけたのがチョウでした。
モンシロチョウ、キタキチョウ、ヒメアカタテハ、コミスジ、ヤマトシジミ等々
暖かい日なたをゆっくりと飛んでいました。
プランターの下に冬籠り準備中のヒキガエルがいました。
昆虫たちの多くもこれから冬越しの態勢に入るので、目にする機会は少なくなりますが
成虫で冬越しする虫は暖かい日の日なたでちらほら出てくることもあります。
お天気のいい日には、ちょっと意識してみてください。
※昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。
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