ロクトリポート

ちょっと先取り!4月の星空紹介

ロクトBLOGでは今月の星空をご紹介していますが、今日は星空案内をちょっとだけ先取りして、4月上旬の天文トピックを2つご案内します。

【4月3日~4日 プレアデス星団(すばる)と金星が大接近】
低倍率の望遠鏡や双眼鏡で、プレアデス星団(すばる)と金星を同じ視野で見ることができます。実際には地球から金星まで光の速さで約5分(距離は約9500万km)、すばるまでは約440年(距離は約4180兆km)もかかりますが、地上から見ると下図のように接近して見えるのです。距離が異なる天体を同時に見て、宇宙の奥行を想像するのも星の楽しみ方のひとつかもしれません。

【4月8日 今年地球に最も近い満月】
月は地球の周りを楕円軌道で公転しているため、地球との距離はおよそ36万kmから40万kmの間で変化しています。2020年4月8日は「年内で月と地球が最も近い位置での満月」になるため、いつもより見た目が少し大きくなります。下は2013年にスタッフが撮影した地球に近い頃の月と、遠い頃の月(ちょっと雲がかかってます)を同じ倍率で比べた写真です。実際の空で月を並べることはできないので、大きさの違いに気づくのは難しいかもしれませんが、晴れたらぜひ月を眺めてみてください。

昨日スマホで撮影した金星の明るさについてのお話や、4月に見やすい星座の紹介は今月の星空で近日公開予定です!

※星や月を探したり撮影する時は、ご自宅など安全なところでお願いします。また、子どもの皆さんはお家の方と一緒に見るようにしましょう。