ロクトリポート

木星と土星の会合

この数日、夕方の空で木星と土星がとても近くに見られます。
ここまで近づくのは、なんと、約400年ぶり!
12月21日の夕方に一番近づいてみえていたのですが、あいにく月曜休館日。
番組制作のため出勤していた天文スタッフが撮影した写真です。
↑クリックすると拡大できます。
他にも、スタッフやボランティアのみなさんがそれぞれの空を撮影していました。
↑日野市から。木星と土星は、線路の架線のあいだにみえます。
↑埼玉県某所から。組み立て式の望遠鏡にスマホをあてて撮影。
2つの明るい星がくっついて一つの星のように見える人もいたようです。
みなさんはいかがでしたか?
21日だけでなく、前後1週間くらいはごく近くに見えています。
↑こちらは前日の20日に望遠鏡でとらえた写真。
天体観望会でもご協力いただいている、ボランティア会のNagashimaさんの一枚です。
拡大すると、土星の環も木星の衛星もしっかりみえていますね!
↑17日に望遠鏡+スマホで撮影したもの。
撮影直後には気づかなかったのですが、木星の衛星4つのほかに、よく見ると土星の衛星タイタンもみえます!
↑22日の写真。ボランティア会のMachidaさんから届きました!
ボランティア会は2月後半から現在にいたるまで、館内でのコミュニケーションはお休み中ですが、
時折、星や植物など季節のお便りが届きます。同じ時間に星を眺めていたんだと思うと、元気が出ます。ありがとうございます!
木星と土星の会合 2020.12.22
↑こちらは望遠鏡で撮影した、短めの動画です。
屈折式の望遠鏡なので、反転しています。

毎日見ていると、木星と土星の位置関係が移り変わっていくのが良くわかります。
15日から、毎日同じ時間帯に、スマホで撮影したものがこちら。

木星と土星の会合 2020.12.15 -12.25

位置関係をわかりやすくするために、木星を固定して編集しました。(実際には木星も日々動いています。)

今月中はまだまだ見られます。
晴れた夕方には空を眺めてみてくださいね。
寒さ対策もわずれずに!