2021年春、多摩六都科学館では、各都道府県の石をテーマにした企画展を開催しています。
(企画展について:ロクトリポート春の特別企画展 47都道府県の石 -「県の石」を見てみよう-)
企画展会場では、各地方と関連のある展示室5地球の部屋の常設展示なども紹介しています。
北海道・東北地方では、関連展示として、北海道の化石に選ばれている「アンモナイト」を紹介しています。
北海道では、中生代白亜紀(約1億年前~6500万年前)の海の生き物の化石がたくさん見つかっており、日本で最も多くのアンモナイトの化石が見つかっています。
地球の部屋には、北海道産の径約55cmの大きな標本や
異形巻きと呼ばれる特徴的な形のアンモナイトの標本もあります。
九州地方は、関連展示として、「姶良丹沢テフラ」を紹介しています。
科学館の地下の地層を表した柱の展示の、矢印の部分が「姶良丹沢テフラ」です。
この「姶良丹沢テフラ」は、現在の鹿児島湾の北側の部分で起きた大噴火の火山灰です。
鹿児島県から飛んできた火山灰が、東京でも見つかっています。
地球の部屋には、他にも県の石に選ばれている標本があります。企画展の会場に展示していない標本もあるので、是非見てみて下さい。
(※展示標本は予告なく変更する場合があります。)