「福徳岡ノ場の軽石」
2021年8月から噴火を再開した海底火山 福徳岡ノ場(東京都南硫黄島の北数キロメートル)は大量の軽石を噴出しました。
軽石とは、穴が沢山あるために水に浮くほど軽い火山岩のことです。
福徳岡ノ場の軽石は海流で運ばれて沖縄県をはじめ各地に流れ着きました。
多摩六都科学館では、沖縄県今帰仁村に流れ着いた、福徳岡ノ場由来と考えられる軽石を展示しています。
福徳岡ノ場の軽石には数ミリ程度の黒っぽい斑点が見られるものが多いようです。
この斑点は色の濃い岩片や鉱物です。
福徳岡ノ場から軽石が放出されるのは今回が初めてではありませんが、過去に福徳岡ノ場から放出された軽石にも同様の特徴が報告されています。
2021年に話題となった軽石を是非観察してみてください。
(火山岩の穴など、火成岩の特徴についての解説はコチラの動画をご覧ください)
※展示は予告なく変更になる場合があります。
【地学担当】