ロクトリポート

農と食の体験塾 大豆編2022「やっと初めての農作業!種まきと間引き」

農と食の体験塾【大豆編】2022 3回目は、種まきと芽を間引く作業でした。
作業日である6月21日、曇り空ですが、午前9時半の時点で気温は27度、湿度も70%以上とかなり蒸し暑い日になりました。

前回できなかった農作業が今回はできるかも!ということで塾生のみなさんの集まりが早く、作業開始まで少し時間があったので、まずは技術専門員の手島さんから機構で育てられている在来種を含めた様々な「黄瓜(きうり)」を見せていただき、解説していただきました。
黄瓜は中国が原産地で、華北と華南でその特色が分かれているのだとか。

9時半になったところで、大豆畑にみんなで移動。2週間前にできなかった種まきの方法について、改めてレクチャーを受けました。
今回の畑は1a(前回の記事参照)の面積に、70cmごとの畝間(うねま)をとり、各畝で1品種を栽培します。また、畝では株間(かぶま)を30cm取り、それぞれ一か所に3つの種を蒔きます。ふつう畝は作物を育てる部分を直線状に土を盛り上げた状態を指しますが、今回は手島さんたちの判断で平畝(ひらうね)といってあまり土を盛り上げない状態で種を蒔くことになりました。

まずはみんなでメジャーや杭を使って、70cmの畝間と30cmの株間を測ります。手島さんや実行委員が指示をしなくても、レクチャーをしっかり聞いたことで、積極的に動く参加者もいて頼もしい限りです。

株間30cmの印をつけたあとは、実際に種まきを行います。各所に3つをトライアングルの形になるように、第1関節ほどの深さに種を蒔きました。

蒔いたあとは、土を被せて種まきは終わりです。

続いて、2週間前に手島さんと技術職員の石塚さんに蒔いていただいた種がしっかりと芽を出していたので、その3つある芽のうち1本を残す作業「間引き(まびき)」を行いました。間引きは、元気がいい1本を残して、残りはハサミで切り取ってしまいます。

また、3つ蒔いてもしっかりと芽を出さなかったところ(欠株・けつかぶ)には、他の場所の芽を移して植える「補植(ほしょく)」を行います。
種を3つ蒔く理由は、欠株になった場所に補植できるようにするためでもあります。

これで今回の一連の作業は終了です。初めての作業にしては、情報量と作業量が盛りだくさんになりましたが、塾生のみなさんも元気に作業を終えることができました。

次回は、今回蒔いた種の間引きと補植を行う予定です。お楽しみに!

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