農と食の体験塾 大豆編2022、6月に開講して、種まき、間引き、土寄せ、除草と作業を進めてきましたが、9月6日に初めての収穫をしました。
今回は早生(わせ)の枝豆の収穫です。
枝豆の収穫?大豆は?となるかもしれませんが、枝豆とは大豆が熟する前のまだ実も莢も柔らかい状態のもの。一番の目的の大豆の収穫量があまり減らないよう、味見用に少しだけとることにしました。
この日は早朝に大雨が降ったため圃場に出られるかが心配でしたが、集合時間にはきれいな青空が広がり、晴天の元、作業できました。
収穫するのは早生の比丘尼、小笠原在来、エンレイの3品種。6月に撒いた種が腰に届くくらいの丈まで伸びて、豆の詰まった莢もたくさん実っていました。
塾生は7人くらいずつの3つのグループに分かれて、品種が混ざらないよう気をつけながら作業開始です。収穫は大豆を土から根こそぎ引き抜きます。
その後、塾生が大豆の生育状態などの解説を受けている間に、実行委員は持ち帰り用に収穫した枝豆の莢を20個ずつ小分けにする作業を進めました。
以前は構内にある学生宿舎(昭和初期に建てられた歴史的な建物です)の調理室と食堂を使って試食会を行っていました。複数の品種の枝豆を茹で、ただの味見ではなく食味試験といって品種ごとの味や風味を評価する、ということをやっていたのですが、今年は感染症対策のため、持ち帰って各自で味見ということになりました。
こちらは塾生が持ち帰って茹でた枝豆の写真。左から、エンレイ、比丘尼、小笠原在来です。
持ち帰った枝豆は粒にすると醤油皿にちょっと乗る程度の量しかありませんでしたが、何人かの塾生から味見したレポートが届きました。味をしっかり判断するのは難しくても、みなさんビールを用意して、初めての収穫物を楽しまれたようです。
次回はいよいよ早生の「大豆」の収穫です。