3月に入っても科学館の周辺では雪が降るような寒い日もありますが、春の訪れを感じさせる花が咲いています。
今回は科学館で今咲いているウメとツバキの花を紹介します。
まずは、ウメ。カフェの前に咲いています。2月23日にはまだ蕾だったのが、3月4日にはほぼ満開になりました。
次はツバキ。竹藪の中にあります。
上の写真右側のようにきれいな花もある中、よく見ると下の写真のように花びらに穴が空いていたり、切れていたり、また雄しべなどがなかくなっていたりするのもがあります。
それは鳥のしわざかもしれません。科学館にもよくいるメジロやヒヨドリはツバキの蜜が好きで、よく吸いに来ています。小さなメジロは花びらにつかまって蜜を吸うことがあり、そこで傷がつきます。そしてヒヨドリは蜜だけではなく、花びらや雄しべなども食べてしまうことがあるのです。
花にとっては悪いことのように思えますが、鳥が蜜を吸ったり、食べたりしている時にその体に花粉がつき、そして鳥が花粉をつけたまま他の花に移動することで、受粉に一役買っているのです。
ツバキだけではなくウメや、サクラなどにも鳥がきます。そして花には鳥だけではなく虫も集まってきます。
花が咲いたらぜひ、そこに集まる動物たちにも注目してみてください。
インタープリターグループ K