ロクトリポート

館庭昆虫調査 ~35回~

科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。

今回は通算35回目、秋の昆虫調査を10月29日に行いました。
晴れて日差しの暖かいけれど、風が吹くと少し寒く感じる、この時期らしい気候でした。
遭遇したのは特にカメムシの仲間が多く、他にもアキアカネやカマキリの成虫など秋らしい昆虫も見られました。姿は見つけられませんでしたが、コオロギのなかまの鳴き声も聞こえました。

下の写真はどれもカメムシのなかまです。

下はアキアカネ。ちょうど2匹とまっていました。

今年は9月になっても夏のような暑い時期が長く、あまり秋らしい気候の日がありませんでしたが、予想以上に「秋の昆虫たち」に出会えました。気候の変化が身近な生き物に今後どんな影響が出てくるのか、継続して調査をしていきたいです。

※昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。

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