【ろくとたべてる?2018】
2017年秋の企画展「今晩なに食べる?~人のカラダは食べ物でできている~」を開催し、「ろくとたべてる?」のコーナーで圏域の農家さんを紹介させて頂きました。
今年度は梨やブドウなどの果樹を手掛ける小山園(東村山市)さんに伺い、梨栽培についてロクトリポートでお伝えします。
梨の栽培の大まかな1年の流れは
■4月初旬 ・花粉つけ
■5月初旬~6月初旬 ・摘果
■6月初旬~下旬 ・袋かけ・ネット張り
■8月中旬~10月中旬 ・収穫・販売
■11月~3月 ・剪定・誘引・接ぎ木
(年によって天気や気候が異なるので、変化することもあります。)
第2回目は『摘果』を取材させてもらいました。
5月から6月頃には、受粉した花は実になっていきます。
この時期に行う『摘果』とは、
果実の実の数を制限し、それぞれの梨により良く栄養がいきわたるようにする作業です。
1つの房に5,6つ実が付いているので、実のついている位置や形など最も良いものを選び、1つにします。
よく見ると1つの房にいくつか実が付いているのが分かります。
摘果はこのように1房に1つになるように他の実を落とします。
次に指で丸をつくるぐらいの大きさになったら、適宜摘果をするそうで、形の大きいものを残すのは一番ですが、大きくても形が悪ければ小さくて形のいいものを残すと教えてくださいました。
梨園は春の花が咲いている様子から一遍、葉の緑がとても豊かな様子でした。
摘果と工程は小さな梨の実がたくさんついている中から収穫の事を考えて見分けるとても大切なことだと強く感じました。