ロクトリポート

館庭昆虫調査 ~第10回~

科学館の庭の雑木林リニューアルに伴い、2017年度から雑木林再生エリアの昆虫調査を始めました。
草地の環境から林になっていく過程での昆虫の変化を季節ごとに調べていきます。

今回は通算10回目、今年2回目になる夏の昆虫調査を8月7日に行いました。
晴れてとても暑い日だったので昆虫たちもあまり活動していないのか、種類は多くありませんでしたが、カマキリやカメムシの幼虫など夏らしい昆虫がみられました。

オオカマキリは緑色のタイプと茶色のタイプ両方がみられました。成虫とあまり変わらないくらいの大きさになっていましたが、まだ幼虫なので翅がありません。

ホシミスジ 幼虫は植栽のユキヤナギの葉を食べます。

バッタやカマキリなどの昆虫は幼虫と成虫の姿があまり変わらないのですが、翅があるか無いかで見分けることができます。見つけた時はぜひ翅にも注目して観察してみてください。

※昆虫採集は調査の為に行っています。
一般の方による昆虫採集および通路外への立ち入りはご遠慮いただいております。ご了承ください。

インタープリターチーム K